第2講 変数を理解しよう

第4話 変数の再利用

前話の質問の答は、NOです。
今作っているプログラムなら、
SingleにしてもDoubleにしても何の影響もありませんから、
Doubleにしておいてよいのですが、
将来、莫大なデータを扱うプログラムも組んでいきます。
そのときに、SingleとDoubleでは処理速度の違いが顕著に表れてきます。
もちろん、Singleの方が処理速度は2倍近く速いのです。
どうしてでしょうか。
それは、使用メモリ(記憶装置)の違いです。
箱と今まで表現してきましたが、
正確に言うと、
データを収納するメモリを割り当てているのです。
そして、変数型によって使用するメモリが違うのです。
基本的には、メモリが小さいほど処理速度が速くなります。
ですから、小数であっても桁数が7桁以内ならSingleを使う方がよいのです。

さて、今までの例だと変数を使う意義がよく見えません。
Private Sub CommandButton1_Click()

  Dim a As String
  a = "VBAの世界にようこそ!"
  Cells(5, 1) = a

End Sub
x

なら、
Private Sub CommandButton1_Click()

  Cells(5, 1) = "VBAの世界にようこそ!"

End Sub
で十分ですね。
なぜ、変数を使うのでしょうか。
便利だからです。
変数を使う利点は、非常に多いのです。

とりあえず、
@ 再利用が出来る
A 演算処理が出来る
としておきましょう。

再利用とは何でしょうか。
次のコードを組んでみて下さい。
Private Sub CommandButton1_Click()

  Dim a As String
  a = "熊本地震の被災者の方、もうすぐ支援物資が届きますから希望を持って頑張りましょう。"
  Cells(5, 1) = a
  Cells(6, 1) = a
  Cells(7, 1) = a
  Cells(8, 1) = a
  Cells(9, 1) = a
  Cells(10, 1) = a
  Cells(11, 1) = a

End Sub

Private Sub CommandButton2_Click()

  Range("5:2000").Select
  Selection.ClearContents
  Cells(1, 1).Select
  
End Sub
(参考ダウンロード添付ファイル
実行結果
k
変数を使わないで記述すると、
Private Sub CommandButton1_Click()

  Cells(6, 1) = "熊本地震の被災者の方、もうすぐ支援物資が届きますから希望を持って頑張りましょう。"
  Cells(7, 1) = "熊本地震の被災者の方、もうすぐ支援物資が届きますから希望を持って頑張りましょう。"
  Cells(8, 1) = "熊本地震の被災者の方、もうすぐ支援物資が届きますから希望を持って頑張りましょう。"
  Cells(9, 1) = "熊本地震の被災者の方、もうすぐ支援物資が届きますから希望を持って頑張りましょう。"
  Cells(10, 1) = "熊本地震の被災者の方、もうすぐ支援物資が届きますから希望を持って頑張りましょう。"
  Cells(11, 1) = "熊本地震の被災者の方、もうすぐ支援物資が届きますから希望を持って頑張りましょう。"

End Sub
と記述が大変長くなります。
変数を使った方がすっきり記述できますね。
ですが、もっと注目して欲しいのは、
A 演算処理が出来る
の方です。
演算が出来るとは何でしょうか。



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