第2講 変数を理解しよう

第5話 文字の足し算

例えば、次のようなコードを組んでみて下さい。
Private Sub CommandButton1_Click()

  Dim a As String, b As String
  a = "支援物資は、"
  b = "第2の被災である。"
  Cells(5, 1) = a + b

End Sub

(参考ダウンロード添付ファイル
これの実行結果を予想してから、
実行ボタンを押してみましょう。
答は30行下に。














実行結果


  Dim a As String, b As String
変数を2つ以上宣言するとには、
上のようにまとめることが出来ます。
まとめるというのは、
  Dim a As String
  Dim b As String
を1行にしているからです。
便利とはいえ、
C言語などが
 String a,b;
より簡易に複数宣言できるのと比べると、
見劣りしますね。
言語には一長一短があるのです。
ですが、プログラミングはC言語から始めるべきだという意見には、
賛成しません。
私の1番の専門は、C言語とC++であり、
その2つの魅力は十分分かっていての発言です。
Javaの講義もやっていますが、
私自身は、Javaを高くは評価していません。
私がやりたいことが、数独自動生成ソフトであったり、
巨大整数演算であったりして、
高速処理が必要であるからです。
Javaは処理速度に問題があります。
処理速度のNO.1はC言語でしょう。
C++もほぼ同程度の処理速度をもっていますから、
ナンバーワンクラスです。
そして、コンピュータのことを知りたければC言語を勉強しなさいといいます。
確かに、処理速度も速いし、
コンピュータの仕組みに応じたプログラミングが出来ることは、
大きな魅力です。
ですが、初心者には難しい言語です。
ですから、私はプログラム初心者はVBAから入るべきであると思っています。
Excelがあれば、特別なソフトをインストールする必要がなくて、
しかも、C言語に負けないぐらい高度なプログラムが組めます。
私のVisual C++等の講義を見て頂ければわかりますが、
プログラムには言語による大差はないのです。
どの言語も基本的には同じなのです。
ですから、VBAによってプログラミングの基本は押さえられるのです。

話が脱線しましたので元に戻しましょう。
学習が進んでいけば、
文字の足し算を使って性格診断のようなことも出来るのがお分かりかと思います。
高校の先生方を悩ませている推薦書を自動作成するようなソフトでさえ、
開発できますよ。
「明るい」「積極的」「粘り強い」などを入れると、
自動的に文章にしてしまう推薦書作成マクロを組むことは、
それほど難しいことではありません。
これは、民間でも使えるはずです。
定型的な文書を自動的に作成するマクロを組んでおけば、
仕事は著しく楽になるはずです。
例えば、
  Dim a As String, b As String, c As String, d As String
  Dim x As String, y As String, z As String
  Dim p As String, q As String
と宣言しておいて、aからdまでは性格の項目、
vからzまでは人の名前、
pとqは繋ぎの言葉としておいて、
各人ごとに性格項目を組み合わせれば、
各人の性格診断を作れます。

これを実現するプログラムを組んで下さい。



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