第3講 For文を学ぼう

第8話 1から指定された範囲までの和を求めるマクロ例
入力欄に整数を入力してから実行ボタンを押すと、
7
消去ボタンを押すと、
6
を実現するするプログラム例

Private Sub CommandButton1_Click()
   
  Dim a As Integer, n As Integer, i As Integer
  n = Cells(4, 12)
  a = 0
  For i = 1 To n
    a = a + i
  Next
  Cells(5, 3) = n
  Cells(5, 6) = a
    
End Sub

Private Sub CommandButton2_Click()
  
  Cells(4, 12).Select
  Selection.ClearContents
  Cells(5, 3).Select
  Selection.ClearContents
  Cells(5, 6).Select
  Selection.ClearContents
  Cells(1, 1).Select
  
End Sub


参考ダウンロード添付ファイル

今回のプログラムは、第6話のプログラムより、
汎用性のあるものになりました。
汎用とは、gooの国語辞書から引用すると、
いろいろの方面に広く用いること。「同一規格の部品を―する」
という意味です。つまり、汎用性があるとは、
用途が幅広いという意味です。
プログラミングは、なるべき汎用性=普遍性のあるものを作ることを考えるべきなのです。
いちいちコードを書き換えたのでは、
芸があるとはいえないのです。

今回作ったマクロは、ソフトと言って良いものです。
L4に数字を入れ直すだけで、
プログラムコードをいじらずに様々な計算をさせることが出来るからです。
汎用性のあるものにするためのポイントは
  n = Cells(4, 12)
をして、プログラムコードを具体的な数値にするのではなく、
nという文字(変数)を用いることです。
nに代入し直すだけで、
簡単にいろいろな計算ができてしまうからです。
では、皆さんさらに改良して、
5+6+7+・・・+305
等が計算できるようにしましょう。
つまり、終わりだけでなく始まりも指定できるようにすることによって、
汎用性=普遍性をより高めようということです。




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