第2講 局所リスト構造解析
第8話 Sub sds(g As Integer) '数独作成プロシージャの解説その1
数独作成プロシージャ再掲
Private Sub CommandButton1_Click()
          ・
          ・
  sds (0) '数独作成プロシージャ
          ・
          ・
End Sub
Sub sds(g As Integer) '数独作成プロシージャ
  Dim i As Byte, ii As Byte, iii As Byte
  ii = Int(Rnd * mx(y(g), x(g)))
  For i = 0 To mx(y(g), x(g))
    iii = (i + ii) Mod (mx(y(g), x(g)) + 1)
    p(y(g), x(g)) = rlst(y(g), x(g), iii)
    klk (g) '局所リスト構造解析プロシージャ
    If g + 1 < hintosu Then
      sds (g + 1)
      If cn = 1 Then Exit Sub
    Else
      hyouji '問題表示プロシージャ
      cn = cn + 1
      Exit Sub
    End If
  Next
  p(y(g), x(g)) = 0
End Sub

解説
おそらく、excel 2016 vba入門講義を第1部から丁寧に読んできた方には、
今話の解説は必要としないでしょうが、第4部から読み始めた読者のために、
解説したいと思います。
ですから、理解している方は第9話に飛んで下さい。
hintosuが21であるとして以下トレースします。
最初、
  sds (0) '数独作成プロシージャ
によって、sdsが呼び出されますので、gの値は0です。
  For i = 0 To mx(y(0), x(0))
    iii = (i + ii) Mod (mx(y(0), x(0)) + 1)
    p(y(0), x(0)) = rlst(y(0), x(0), iii)
    klk (0) '局所リスト解析プロシージャ
    If 0 + 1 < 21 Then
      sds (0 + 1)
      If cn = 1 Then Exit Sub
    Else
      hyouji '問題表示プロシージャ
      cn = cn + 1
      Exit Sub
    End If
  Next
  p(y(0), x(0)) = 0

座標(y(0), x(0))はどこを指すのでしょうか。
第30講第5話の
参考ダウンロード添付ファイル
を開いて
nとして実行ボタンを押すと、
k
となりますね。
ですから、nならば座標(y(0), x(0))は

0 1 2 3 4 5 6 7 8
0 12 14 16 18 20 22 24 26 28
1 30 32 34 36 38 40 42 44 46
2 48 50 52 54 56 58 60 62 64
3 66 68 70 72 74 76 78 80 1
4 3 5 7 9 11 13 15 17 19
5 21 23 25 27 29 31 33 35 37
6 39 41 43 45 47 49 51 53 55
7 57 59 61 63 65 67 69 71 73
8 75 77 79 0 2 4 6 8 10

(8,3)です。
したがって、
    p(y(0), x(0)) = rlst(y(0), x(0), iii)

    p(8, 3) = rlst(3, 3, iii)
です。座標(8,3)に座標(8,3)にリストされていた値のどれかが入ります。
まだ、白紙の状態ですから、座標(8,3)のリストは
1,2,3,4,5,6,7,8,9
ですし、mx(8, 3) = 8です。
  ii = Int(Rnd * mx(y(g), x(g)))
  For i = 0 To mx(y(g), x(g))
    iii = (i + ii) Mod (mx(y(g), x(g)) + 1)
でしたから、iiiは0から8のいずれかの値がランダムに取られます。
iiiが2の値を取るときには、
1,2,,4,5,6,7,8,9
3の値が選ばれ、
dとなります。
次の行では、
    klk (0) '局所リスト構造解析プロシージャ
この3が入ったことによるリスト構造の変化を分析しています。
s
影響受けるセルはオレンジのセルです。
局所リスト構造解析の任務はすべてのオレンジの各セルのリスト構造が
1,2,3,4,5,6,7,8,9
となっていたものを
1,2,9,4,5,6,7,8,
に変更することです。
当然オレンジの各セルの候補数字個数mx(i, j)の値も8から7に変更されます。

    If 0 + 1 < 21 Then
      sds (0 + 1)
の条件は当然成り立ちますので、

      sds (0 + 1)

すなわち、
      sds (1)
が実行されます。
この実行によって、数独作成プロシージャsdsは自分の分身を作り出します。
ただし、セル位置を示すgだけが異なった分身です。




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