第14講 数独の自動生成
第5話 ブロックの条件を付け加えるには?その1
    If gx > 0 Then
      For j = 0 To gx - 1
        If i = a(gy, j) Then GoTo tobi
      Next
    End If
    If gy > 0 Then
      For j = 0 To gy - 1
        If i = a(j, gx) Then GoTo tobi
      Next
    End If
    a(gy, gx) = i
行と列の重複検査は簡単でした。
2次元配列にした効果よって、簡単に実現したわけです。

0 1 2 3 4 5 6 7 8
0 0 1 2 3 4 5 6 7 8
1 9 10 11 12 13 14 15 16 17
2 18 19 20 21 22 23 24 25 26
3 27 28 29 30 31 32 33 34 35
4 36 37 38 39 40 41 42 43 44
5 45 46 47 48 49 50 51 52 53
6 54 55 56 57 58 59 60 61 62
7 63 64 65 66 67 68 69 70 71
8 72 73 74 75 76 77 78 79 80

ブロック内で重複しないようにするには、
どうしたらよいでしょうか。
ブロック内重複試験が難しい理由は、
例えば、

0 1 2
0 0 1 2
1 9 10 11
2 18 19 20

18との重複を調べるには、
0,1,2,9,10,11
と重なりを考えなければなりませんし、

3 4 5
6 57 58 59
7 66 67 68
8 75 76 77

67であれば、
57,58,59,66
との重複を調べなければなりません。
プログラムを組む場合には、
常に汎用性=普遍性を考えなければなりません。
個別対応では、よいプログラムとはいえません。
下手をすると、81通りの対応になってしまいます。

もし、77であれば
For
i = 6 To 8
   For
j = 3 To 5
     ・・・・
   Next
Next
のようにすればよいわけですが、
67の場合のfor文はどうなりますか。
悩んでしまいますね。
それに、
For i = 6 To 8
   For
j = 3 To 5
     ・・・・
   Next
Next
であってもやはり個別対応に近いでしょう。。
9つのブロックがあるわけですから、
9のパターンが出来てしまいます。
81通りから9通りですから大躍進には違いありませんが。
やはり、for文は
For i = □ To □+2
   For
j = △ To △+2
     ・・・・
   Next
Next
の1つで済ませたいところです。
どうです。
予想したより困難な課題であると感じてきたのではありませんか。





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