第27講 数独(ナンプレ)自動生成
第1話 数独(ナンプレ)とは?

数独(ナンプレ)の問題を例示してみましょう。
9
そして、これの答は
8

答から、ルールは推測できるのではないでしょうか。
各セルは、4つの条件を満たさなければなりません。
① 1から9までの数字が入る。
② 列の数字が重複してはならない。 
③ 行の数字が重複してはならない。
④ ブロックの数字が重複してはならない。
そうです。前講の最後に

第24講 特殊種法で魔方陣を超高速に自動生成する
を受けて、数独自動生成に取り組むことにします。

と書いたように、特殊種とルールが大変似ています。

1 2 3 4 5 6 7 8 9
2 1 4 3 6 5 8 9 7
3 4 1 2 7 8 9 6 5
4 3 2 1 8 9 5 7 6
5 6 7 8 9 1 2 4 3
6 5 8 9 1 7 3 2 4
7 8 9 6 2 3 4 5 1
8 9 5 7 3 4 6 1 2
9 7 6 5 4 2 1 3 8

① 1から9までの数字が入る。
② 列の数字が重複してはならない。 
③ 行の数字が重複してはならない。
までは同じで、違いは
④ ブロックの数字が重複してはならない。
がないことと対角線と逆対角線の条件が特殊種にはあることです。


つまり、第24講第5話で作った
#include<iostream>
using namespace std;
int f(int g,int m[10][10],int n,int* p,int* q,int cn);
void h(int m[10][10],int n);
void zh(int n,int *p,int *q);
void sy(int m[10][10],int n);
void main(){
   int m[10][10],n,t=0;
   while(1){
     cout<<"何次魔方陣種を自動生成しますか。"<<endl;
     t=1;
     if(n!=6)break; else cout<<"6以外の数字を入れて下さい。"<<endl;
   }
   if(t==1)scanf("%d",&n);
   sy(m,n);
   int p[100],q[100];
   zh(n,p,q);
   cout<<n<<"次魔方陣種が"<<endl<<f(0,m,n,p,q,0)<<"個できました。"<<endl;;
   cout<<"プロジェクト終了"<<endl;
}
void zh(int n,int *p,int *q){
   int i,j,cn;
   int a[10][10];
   for(i=0;i<n;i++)
     for(j=0;j<n;j++)
        a[i][j]=-1;
   for(i=0;i<n;i++)a[i][i]=i;
   cn=n;
   for(i=0;i<n;i++){
     if(a[i][n-1-i]==-1){
        a[i][n-1-i]=cn;
        cn++;
     }
   }
   for(i=0;i<n;i++){
     for(j=0;j<n;j++){
         if(a[i][j]==-1){
           a[i][j]=cn;
           cn++;
         }
     }
   }
   for(i=0;i<n;i++){
     for(j=0;j<n;j++){
        p[a[i][j]]=j;
        q[a[i][j]]=i;
     }
   }
}
int f(int g,int m[10][10],int n,int* p,int* q,int cn){
   int i,j,x,y;
   x=p[g];
   y=q[g];
   for(i=1;i<=n;i++){
     m[y][x]=i;
     if(g>0){
        if(g<n){
          for(j=0;j<g;j++){
             if(m[j][j]==m[y][x])goto tobi;
          }
        }
     }
     if(x==n-1-y && x!=y){
        for(j=0;j<y;j++){
          if(m[j][n-1-j]==m[y][x])goto tobi;
        }
        if(m[x][x]==m[y][x])goto tobi;
        if(m[y][y]==m[y][x])goto tobi;
     }
     if(x!=y && x!=n-1-y){
        for(j=0;j<x;j++){
          if(m[y][j]==m[y][x])goto tobi;
        }
        for(j=0;j<y;j++){
          if(m[j][x]==m[y][x])goto tobi;
        }
        if(m[y][y]==m[y][x])goto tobi;
        if(m[x][x]==m[y][x])goto tobi;
        if(m[y][n-1-y]==m[y][x])goto tobi;
        if(m[n-1-x][x]==m[y][x])goto tobi;
     }
     if(g+1<n*n){
        cn=f(g+1,m,n,p,q,cn);
        //if(cn==100)return(cn);
     }
     else{
        h(m,n);
        cout<<endl<<endl;
        //if(cn==100)return(cn);
        cn++;
     }
     tobi:;
   }
   return(cn);
}
void h(int m[10][10],int n){
   int i,j;
   for(i=0;i<n;i++){
     for(j=0;j<n;j++){
        //if(m[i][j]<10)cout<<"0"<<m[i][j]<<" ";
        cout<<m[i][j]<<" ";
     }
     cout<<endl;
   }
}
参考ダウンロード添付ファイル
を改良すれば、数独自動生成は出来ます。
対角線と逆対角線の条件は後で考えることにして、
とりあえず、
   int m[10][10],n,t=0;
   while(1){
     cout<<"何次魔方陣種を自動生成しますか。"<<endl;
     t=1;
     if(n!=6)break; else cout<<"6以外の数字を入れて下さい。"<<endl;
   }
   if(t==1)scanf("%d",&n);

   int m[10][10],n=9;
に変更して下さい。
ただし、
7
となってしまいますので、
6
*を使い境界線を引きましょう。
上はブロックの条件はまだ加えていませんので、
ブロック内の重複はまだあります。
これは後で解消します。
また、答は無数近くありますから100個生産できた段階で止めるようにしましょう。



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