第25講 n進数の演算---その1 加法
第2話 n進数の加法その1
2進数の101と11等の足し算はどうしたらよいでしょうか。
実は、足し算の計算規則は
0+0=0
0+1=1
1+0=1
ともうひとつの規則のみです。
皆さん、
1+1
はどうなりますか。
2進数は、0と1のみしか使えませんから、
1より1つ大きい数は、位を一つあげて表現するしかありません。
ですから、1+1の答えは
1+1=10
です。
4つの計算規則
0+0=0
0+1=1
1+0=0
1+1=10
守ればどんな大きな2進数の足し算も出来ます。
先の
101+11は、
の計算から1000です。
どうしてでしょうか?
計算過程を記しましょう。
1+1=10
でしたから、1番左の計算から1繰り上がります。
その繰り上がった1と1の和から10でまた1繰り上がります。
同様に繰り上がった1と1の和から10でまた1繰り上がります。
3進数の計算規則は、
0+0=0
0+1=1
0+2=2
1+0=1
1+1=2
1+2=10
2+0=0
2+1=10
2+2=11
につきます。
では、問題です。
201012(3)+1202101(3)
を手で計算してください。
(3)は3進法(数)であること示しています。