第2講 文字や数字を入れる箱(変数)の学習
第1話 文字や数字を入れる箱=変数って何?
この講では、変数について学びます。
変数と聞くと中学生以上の方は、
渋い顔される方もいらっしゃると思いますが、
全然苦手意識をもつ必要はありません。
プログラムにおける変数は数学の変数とは違います。
ただの数字や文字を入れて保存しておく箱にすぎません。
箱の役割は、データの保存の他にデータを整理する役目ももっています。
引っ越しのときに、
本と書いた段ボール箱に本を入れ、
下着と書いた段ボール箱に下着を入れますね。
箱で分類して整理しますね。
それと同じで、データの保管と整理のために箱を使います。
日常生活の中で普通に行っていることを、
プログラミングの世界でも行うだけです。

C言語の場合、箱は厳密に分けられています。
Rubyの場合は、1つの箱に文字でも数字でも入れられますが、
C言語が用意する箱は、
整数専用の箱、小数専用の箱、文字専用の箱と用途が決まった箱です。
箱の種類を変数の型といいます。
整数専用の箱に、文字を入れるとエラーします。
整数専用の箱に小数を入れることは出来ますが、
いれると小数点以下が切り捨てられて整数に丸められてしまいます。
ですから、それぞれ専用の箱に適切に入れなければなりません。
この扱いが厳格であることが、
C言語は初心者には難しいといわれる理由の1つです。
でも、これはコンピュータの仕組みに応じたプログラミングをしているということです。
コンピュータは、整数や小数や文字を区別して処理しています。
難しい点であると同時にC言語の強さでもあるのです。

では、整数の箱を用意するにはどうしたらよいでしょうか。
mainの一番最初の行に、
#include<stdio.h> //1行目に必ず入れるお呪い
int main(){
  int a; //整数を入れる箱を用意して、その箱の名前をaとした
  
return(0); //mainをしめるときのお呪い
}

のように、
  int a;

と書き込めば良いのです。
intはintegerの最初の3文字を取っています。
integerは整数という英語です。
これを変数の宣言といいます。
要するに整数の箱を用意して、
その箱の名前はaだと宣言したというわけです。
yy
この宣言によって、aは整数型として約束されたことになります。
つまり、箱aは整数を入れる箱だよというわけです。
では、皆さん

#include<stdio.h>
int main(){
  int a; //整数専用の箱を用意して、その箱の名前をaとした
  a=10;
  printf("%d\n",a);
  return(0); //mainを閉めるときのお呪い
}
コピペ用添付ファイル
として、実行ボタンseを押して下さい。
すると、

と10が表示されています。
  a=10;
は代入といいます。代入とは、箱の中に数字を入れることです。
代入については、第2話で詳しく説明します。
  printf("%d\n",a);
が謎の一文ですよね。
これは、

aの中に入っている整数が%dのところに代入されて表示されているのです。
%dはその値を10進数で表示するように指定しています。
%xとすると、16進数で表示されます。
ごめんなさい。進数については後に説明しますので今は気にしないでください。
さて、
#include<stdio.h>
int main(){
  int a,b; //整数専用の箱を用意して、その箱の名前をそれぞれaとbとした
  a=10;
  b=5;
  printf("%d\n",a+b);
  return(0); //mainを閉めるときのお呪い
}
と変更して、実行ボタンseを押すと、

15と表示されます。
つまり、足し算が出来たわけです。


※ 今話の重要な言葉 変数型=箱に入れるものを指定したもの、データ型ともいう。


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a


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