第11話 ３on３解析の原因不明の問題
前話までのコーティングで、
数独（ナンプレ）作成ソフトVer.4は完成したはずでした。
そして、
21600題生成実験コード
（今回は容量節約のためにテキストのみを添付）によって、
２１６００生成させても、
21600題適性検証ソフト
（同じくテキストのみを添付）
によって検証させても、
すべて○になりました。
つまり、
① 解が存在する
② 別解が存在しない
の２条件を満たしていました。
ところが、念のためにもう１回実験すると、
1つ×が付いてしまいました。
何回か実験した結果、
どうやら２万題に１題程度の割合で、
別解のある問題を作っているようなのです。
原因として考えられるのは、
確定法で解かせていますので、
３on３確定による排除が場合によっては、
過剰になされているとしか考えられません。
実際排除の部分を注釈文にして、
実験すると何回やってもエラーしません。
原因追及の過程で、第９話で指摘した誤り
にも気がついた訳です。
ですが、
If (xbs + la <> xs(0) And ybs + ls <> ys(0)) And (xbs + la <> xs(1) And ybs + ls <> ys(1)) Then
等を、
If (xbs + la <> xs(0) Or ybs + ls <> ys(0)) And (xbs + la <> xs(1) Or ybs + ls <> ys(1)) Then
等に変更しても、
事態は改善されませんでした。
そこで苦渋の決断ですが、
数独（ナンプレ）作成時間が２，３割増えてしまいますが、
確定法で解かせた後、今度は試行錯誤法で解かせて、
別解がある場合には、
その問題を捨て去ることによって、
数独（ナンプレ）作成ソフトVer.4を完成させることが出来ました。
今回は何回やっても○のみになっています。
問題のクォリティーと共に作成時間も数独（ナンプレ）自動生成ソフトにとって、
命とも言える絶対の条件ですから、
２，３割も作成速度が落ちてしまうのは、
本当に悔しい限りです。
２万題に１題発生する事案のために、
作成速度を２，３割も落とすなんて！！！！！！！！！！！
無料ソフトとはいえ、半端なソフトを提供するわけにはいきません。
今のところ仕方がない措置であると思います。
原因が解明でき次第、
３回解くという無駄はなくしたいところです。
皆さんの中で原因を解明できた方が、
いらっしゃいましたら是非ともメール下さい。
メールアドレスを再度載せておきます。
fmut1621@hotmail.co.jp
では、皆さん
数独（ナンプレ）作成ソフトVer.4を完成させてください。
尚、今まで実行ボタンを押すと解答まで表示されていましたが、
実行ボタンでは問題のみを表示して、
さらに、解答表示ボタンを作り、
解答表示ボタンを押したときのみに、
解答が表示されるように変更して下さい。
