第15講 データの並び換え
第6話 隣項交換繰り返し法とは?
隣項交換繰り返し法とは、すべての隣項について、
隣項が昇順になっていないときに交換することを、
並び換えが成功するまで繰り返す方法です。
4,7,6,3,5
を例に具体的に説明します。
4,7,6,3,5
最初の隣項にスポットライトを当てます。
昇順でないときには交換しますが、
今回は昇順になっていますので、
何もしません。
4,7,6,3,5
次の隣項に焦点を当てます。
4,7,6,3,5
今回は昇順になっていないので交換します。
4,6,7,3,5
スポットライトは次に移ります。
4,6,7,3,5
今回も昇順になっていませんから交換します。
4,6,3,7,5
最後の隣項に焦点を移します。
4,6,3,7,5
今回も昇順になっていませんので、交換します。
4,6,3,5,7
残念ながら、グループ全体は昇順になっていません。
ですので、1巡目と同じことを繰り返します。
4,6,3,5,7
昇順になっていますので何もしません。
4,6,3,5,7
4,6,3,5,7
昇順になっていませんので交換します。
4,3,6,5,7
4,3,6,5,7
昇順になっていませんから交換します。
4,3,5,6,7
4,3,5,6,7
昇順ですから何もしません。
4,3,5,6,7
2巡目が終わりましたが、
残念がならまだ並び換えに成功していません。
3順目に入ります。
4,3,5,6,7
昇順ではありませんから交換します。
3,4,5,6,7
3,4,5,6,7
昇順ですから何もしません。
3,4,5,6,7
3,4,5,6,7
今回も昇順ですから何もしません。
3,4,5,6,7
3,4,5,6,7
昇順で何もしません。
3,4,5,6,7
これで3巡目が終了しました。
この時点で実は並び換えに成功していますが、
コンピュータは並び換えが成功したかどうかは、
判断できません。
4巡目を行い、交換が1回も発生しないことによって、
コンピュータは成功したことを判断することが出来ます。
では、皆さん前話の
参考ダウンロード添付ファイル
の
Sub g1(a() As Integer)
Dim i As Integer, j As Integer, min As Integer, jk As Integer, w As Integer
For i = 0 To 3
min = 100
For j = i To 4
If min > a(j) Then
min = a(j)
jk = j
End If
Next
w = a(i)
a(i) = a(jk)
a(jk) = w
Next
End Sub
Sub g2(a() As Integer)
Dim i As Integer, j As Integer, max As Integer, jk As Integer, w As Integer
For i = 0 To 3
max = 0
For j = i To 4
If max < a(j) Then
max = a(j)
jk = j
End If
Next
w = a(i)
a(i) = a(jk)
a(jk) = w
Next
End Sub
を隣項交換繰り返し法に変更して下さい。
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