第10講 ファンクションプロシージャの再帰的使用

第3話 ファンクションプロシージャの再帰的使用による1からnまでの和プログラム解説その2

2
もう一回整理してみましょう。
CommandButton1_Clickはf(3)の値
((3+2+1(本当の姿は3+2+1+0であることが最後に分かります。)
の答え))は何と聞きます。
f(3)はf(2)の値((2+1(本当の姿は2+1+0)の答え))は何と聞きます。
f(2)はf(1)の値(1+0の答え)は何と聞きます。
f(1)はf(0)の値(最初の値)は何と聞きます。
f(0)は0だよとf(1)に対して応答します。
f(1)はその0に1を加えた結果である1をf(2)の質問
(1+0の答は何)に対する答として返します。
f(2)はその1に2を加えた結果である3をf(3)の質問
(2+1+0の答は何)に対する答として返します。
f(3)はその3に3を加えた結果である6をCommandButton1_Clickの質問
(3+2+1+0の答は何)に対する答として返します。
0+0=0→0+1=1→1+2=3→3+3=6
の順を辿っています。

つまり、自分の内側の人形に次々に問い合わせをして、
返ってきた答に引数のgの値を足して戻り値として外側の人形に返しているわけです。
自分の本質は何かと、
自分の内側にどんどん遡及していきます。
そして、1番内側の人形にたどり着いたときに、
初めて自分の最奥の本質が0であることを知るのです。
最奥の本質が0だったとは衝撃ですよね。
自分の1番深い本質が「何もない=空っぽ」なんて!
自分とは何なのかの自分探しの旅の結末が空虚だなんて!
俺って中身のない人間と自分を卑下するかも知れませんが、
心配要りませんよ。
遡及と逆遡及の過程を通して1+2+3=6の計算をやってのけたのですから。

1
B4の値が100であれば、
遡及と逆遡及によって
1+2+3+・・・+100の計算をやってのけるのです。
すごい!
俺って空っぽな人間だったのにどんなに項数が多くても答えてしまうのです。

私たち人間も同じかも知れませんね。
私たちは、会社では部長、地域では自治会長、家庭ではお父さん、
等の役割=仮面を持っています。
本当の自分は何なのかと、
ひとつひとつ殻を取っていくと、何もなかった!
人間とは役割の集合体でしかない、だから仮面=役柄をすべて外すと、
何もないのです。
それぞれの役を演じることこそが、
人間の本質なのかも知れません。
仮面こそがわれわれ人間のすべてなのでしょう。

さて、1からnまでの和のプログラムの後は、
n!のプログラムを組みましょう。
n!はnの階乗と読み、
1×2×3×・・・×(n−1)×n
すなわち
n×(n−1)×(n−2)×・・・×2×1
を意味します。
ですから、n!のプログラムとは1からnの積を求めるプログラムということです。
3
さあ、皆さん挑戦しましょう。
今度の遡及結果=自分の内なる本質を探す旅の結末はなんでしょうか。





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