第2講 はじめてのVBA体験
第4話 コード(プログラミングの文章)の1行目解説
プログラムコード再掲
Private Sub CommandButton1_Click()
Range("A6") = "VBAのプログラミング体験"
End Sub
Private Sub CommandButton2_Click()
Range("A6") .Select
Selection.ClearContents
Range("A1").Select
End Sub
コード解説
それでは、コードについて1行1行解説していきましょう。
1行1行ごとの解説は、
『初心者のための vba excel 2007 2010 2013 マクロ 入門 基礎から応用まで』
『初心者のための c++ 入門 vc++ 入門 c言語 入門 基礎から応用まで』
『初心者のための eclipse(エクリプス)による java 入門 基礎から応用まで』
などの本サイト各種プログラミング入門講義でもしばしば行っていますように、
本サイトの基本姿勢です。
1行目Private Sub CommandButton1_Click()は、3行目End Subとセットになっていまして、
Private Sub CommandButton1_Click()
・・・
・・・
・・・
End Sub
を全体でプログラムの単位(細胞)になっています。
プログラムの単位=細胞のことを、
C言語&C++では関数、Javaではクラスと呼んでいますが、
VB&VBAではプロシージャと呼ぶのです。
Privateは修飾子で、『個人的な』という意味です。
Privateの反対語は、Publicでこれは『公の』という意味です。
ですが、今のところ(学習がかなり進展するまでは)PrivateもPublicも意識する必要はありません。
Private Sub CommandButton1_Click()
・・・
・・・
・・・
End Sub
のCommandButton1_Clickがプロシージャの名前です。
CommandButton1は、実は実行というボタンの正式名称です。
実行という名前はただの渾名(愛称、通称)にすぎず、本当の名前はCommandButton1というのです。
2話前の第2話 ボタンを作成をもう一度見ていただけると
というのがあります。
これは、ボタンを作った直後に右クリックしてプロパティを選んだときに出てくるものでした。
一番上の(オブジェクト名)をご覧ください。
CommandButton1となっていますね。
Captionも同名になっていました。
Captionは愛称(通称)ですから、わかりやすいように正式名称から変更してもよいです。
CommandButton1では何のボタンかわかりませんので、実行という通称とつけたのです。
CommandButton1の1は、Excelを起動してから1番目に作ったボタンということを意味しています。
ですから、2番目に作った愛称=消去のボタンの正式名称は
CommandButton2であるわけです。
Private Sub CommandButton1_Click()
Range("A6") = "VBAのプログラミング体験"
End Sub
Private Sub CommandButton2_Click()
Range("A6") .Select
Selection.ClearContents
Range("A1").Select
End Sub
では、CommandButton1_Click()の_Clickはどういう意味でしょうか。
_は『が』という意味です。Clickは、文字通りクリックです。
ですからCommandButton1_Click()は、CommandButton1がクリックされたときという意味です。
つまり、
Private Sub CommandButton1_Click()
・・・
・・・
・・・
End Sub
は、CommandButton1ボタンがクリックされたときに働くプロシージャという意味です。
尚、後に学習しますがプロシージャには、
SubプロシージャとFunctionプロシージャの2種類あります。
CommandButton1もCommandButton2もSubプロシージャです。
Subプロシージャは仕事を依頼されて仕事をするだけですが、
Functionプロシージャは、
依頼された仕事をするのみでなく、
結果を仕事を依頼したプロシージャに報告するのです。
プロシージャは、他のプロシージャに仕事を命じたり、依頼することもできます。
CommandButton2=消去の方は、セルの内容を消してA1を選択するだけですから、
他のプロシージャに仕事を依頼することはありませんが、
CommandButton1=実行の方は、複雑な業務(例えば、数独問題作成)を行いますので、
一人では、処理しきれませんので他のプロシージャにいろいろな仕事を依頼して、
業務を遂行していきます。
CommandButton1=実行は、将来
他のプロシージャに仕事を依頼したり命令したりする
社長の役割を持つことになります。
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