第2講 変数
第2話 変数の具体例
具体例を見てから説明する方がわかりやすいと思いますので、
最初に具体例を示します。
皆さん、コードを次のように変更してCtrl+F5をしてみてください。
035
Module Module1

  Sub Main() '私は社長だ。
    Dim a As Integer '整数を入れる箱aを用意
    Console.WriteLine("変数について学習しよう!")
    a = 2 '箱aに2を入れた
    Console.WriteLine("a={0:d}", a)
    Console.WriteLine("変数とはデータを入れるただの箱だよ。")
  End Sub

End Module
実行結果
036
変数について学習しよう!
a=2
変数とはデータを入れるただの箱だよ。


    Dim a As Integer '整数を入れる箱aを用意
は変数の型宣言といわれるものです。
VBAでは型宣言を省略することが出来ますが、
VBでは型宣言をしないとエラーします。
データを入れる箱を使うときには、
変数の型宣言を行う必要があります。
宣言という言い方するのは、
整数の箱を用意してその箱の名前はaであると宣言するからです。
yy
この宣言によって、aは整数型として約束されたことになります。
つまり、箱aは整数を入れる箱だよというわけです。
今約束という言葉を使いました。
約束という観点からすると、
    Dim a As Integer '整数を入れる箱aを用意
は、整数を入れる箱aを定義した解釈することも出来ます。
定義とは約束するという意味でしたね。

次の行
    a = 2 '箱aに2を入れた
では注釈文の通りに、用意した整数専用の箱aに2を入れたのです。
bn  wq 
変数に値を入れる操作を代入といいます。


    Console.WriteLine("a={0:d}", a)
についてはすでに学んでいます。
037
aの中に入っている整数が{0:d}のところに代入されて10進数で表示するものでしたね。
0は1番目の変数aを意味し、dが10進数の表示形式を示すものでした。

Console.WriteLine()使い方については、
第1講の最後の話ですでに習っています。

さて、以上により
036
が実現されたわけです。

以上から、変数には1mmたりとも難しい内容がないことがおわかりだと思います。
そして、数学の変数もまったく同様なのです。
ただし、代入と=については実は数学とは少し異なります。
これは大事な話ですので、独立した話にします。
第7話あたりで詳しく説明予定です。

今回用意した箱は、整数型の箱でしたが、
文字を入れる箱も用意することが出来ます。
第3話で述べることにしましょう。

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002

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