第8講 社員が自分自身に仕事を命令する=メソッドの再帰的使用
第3話 分身の術による1から100までの和プログラム解説
を実現するプログラム例
#! ruby -Ks
def f(n)
if n>0 then
a=f(n-1)
else
return 0
end
return a+n
end
print "1から100までの和=",f(100),"\n"
参考ダウンロード添付ファイル
1番内側まで進んで、
そこに見た自分の本質は0でした。
ここから、逆遡及が始まります。
つまり、1番内側の箱(人形)から1番外側への箱(人形)への旅が始まるのです。
1番内側の箱(人形)は、内側から2番目の箱(人形)に
return 0
0を返します。
内側から2番目の箱(人形)から、1番内側の箱(人形)の中身は何と問い合わせを受け、
0だよ、空っぽだよと、内側から2番目の箱(人形)に報告したのです。
↓
内側から2番目の箱(人形)は、
1番内側の箱(人形)から受け取った値0に、
nの値(箱の番号)1を加えた1を内側から3番目の箱(人形)に返します。
↓
内側から3番目の箱(人形)は、
内側から2番目の箱(人形)から受け取った値1に、
nの値(箱の番号)2を加えた3を内側から4番目の箱(人形)に返します。
↓
内側から4番目の箱(人形)は、
内側から3番目の箱(人形)から受け取った値3に、
nの値(箱の番号)3を加えた6を内側から5番目の箱(人形)に返します。
↓
内側から5番目の箱(人形)は、
内側から4番目の箱(人形)から受け取った値6に、
nの値(箱の番号)4を加えた10を内側から6番目の箱(人形)に返します。
↓
・
・
・
以上の過程
は
0→0+1→1+2→3+3→6+4→・・・
すなわち、
0→0+1→(0+1)+2→(0+1+2)+3→(0+1+2+3)+4→・・・
結局
0→0+1→0+1+2→0+1+2+3→0+1+2+3+4→・・・
となっているのがお分かりですか。
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