第3講 C言語の基本
第1話 社員(関数)について説明するための準備
C言語を学ぶに当たって、最初に学ばなければならない基礎・基本は、
プログラムの構成単位である社員(関数)です。
普通は、入門講義では変数・配列・ポインタなど学習した後に、
関数の学習をしますが、
私は、最初の方に講義することにしています。
理由は、C言語プログラミングはプラモデルのように、
部品(パーツ)を組み立てて、組んでいくものだからです。
大事なことは社長であるmain()が1人で何でもやらないで、
社長は、指令役に徹して、個々の仕事は部下=社員にやらせることです。
そして、社員同士もお互いにそれぞれの専門を活かして、
仕事を依頼し合うことが大切です。
会社は、いろいろな人や部署の連携で動くのと同じように、
C言語のプログラムも多数の社員(関数)の連携によって動くのです。
会社と同様に、チームプレイが大切なのです。
何事も具体例がないと理解できないものです。
さっそく、具体例を示しましょう。
この第3講で扱うプロジェクトは、
ゲーム開発で使うWin32 プロジェクトではなく、
004
Win32 コンソールアプリケーションです。
基本的には、基礎の学習ではWin32 コンソールアプリケーションを使い、
ゲーム開発の学習ではWin32 プロジェクトを使います。

以下は、基本的には第1講第7話の再掲ですが、
必要な部分だけにして、1部変更していますので、
以下の手順の通りに進めてください。
−−−以下再掲−−−
まず、vc++ 2010を起動してください。
001
起動したら赤い囲いの新しいプロジェクトを選ぶか、
メニューバーから
002
ファイル→新規作成→プロジェクトの順に選んでください。
003
新しいプロジェクトが開いたら、
004
Win32 コンソールアプリケーションをクリックして、
(変更部分)
名前をbとして、場所を上図のようにD:\vcpp\として、
006
OKボタンをクリックします。
場所も名前も名前の原則を犯さなければ何でもよいのです。


さて、OKを押して0025が出てきたら
007をクリックします。
008空のプロジェクトにチェックマークを入れてから完了ボタンを押します。
すると、009となります。
次に、010ソースファイルで右クリックをして、
追加→新しい項目の順で選びます。
011
012
新しい項目の追加の013を選び、
014名前をaとして、
015追加します。

するとグレーだったところが、
016
のように白(グローバルスコープの下)に変わります。
ここが実はエディタすなわちプログラムの文章を編集するワープロです。

−−−以上再掲−−−
プロジェクトbを作成して、C++のファイルを追加できたら、
エディタに、次のコードを入れて下さい。
#include<stdio.h> //秘密の道具箱から、printf()という社員(関数)を借りるために必要
void f(); //社員(関数)f()を採用
void g(); //社員(関数)g()を採用
int main(){
  f(); //社員f()に挨拶をしなさいと命じている。
  g(); //社員g()に挨拶を返しなさいと命じている。
  return(0); //プログラムを閉めるためのお呪い
}
void f(){ //挨拶をする社員
  printf("おはようございます。\n");
}
void g(){ //挨拶を返す社員
  printf("今日はよい天気ですね。\n");
}
コピペ用添付ファイル

そして、Ctrl+F5をしてデバッグしてださい。
すると、

となります。

ファイルが大きくなりすぎますので、
コードの解説は次話にします。



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002

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