第1講 はじめてのC言語体験
第5話 DXライブラリーって何?
どのサイトでも入門書でもC言語の入門講義では、
最初は、
というような画面を出すことから出発していて、
華やかなゲーム画面からほど遠くて、
C言語を続けてもRPGなどのゲームなんて無限に作れないのでは・・・
という気持ちになります。
実は、上の単純な画面でさえC言語単体では、
実はむずかしいのです。
もし、C言語単体で行おうとするとコードは膨大な量になってしまいます。
ですが、ドラえもんの秘密の道具箱のようなツールがあります。
その道具箱を使えば、
#include <stdio.h>
int main(){
printf("hello!\n");
return 0;
}
というたったの4行のコードになります。
秘密の道具箱から取り寄せた道具が
stdio.h
です。
この道具を使って、
を数行のソースコードで実現できたわけです。
賢い皆さん(小学生でC言語を始める皆さんは間違いなく賢い人です)ですから、
何が言いたいかわかりますよね。
秘密の道具箱をライブラリーというのです。
ライブラリーとは図書館とか書斎という意味ですが、
図書館にいろいろな本があるように、
ライブラリーには便利なツールがたくさん入っています。
後のC言語の基本のところで説明しますが、
C言語はプラモデルのように部品(パーツ)を組み立てて、
プログラミングしていきます。
その部品は、他人が作ったものでもよいのです。
よく使う部品を集めて陳列している場所がライブラリーです。
ようするに秘密の道具箱であるライブラリーから便利な道具を借りてきて使うわけです。
統合開発環境よりライブラリーの方を4次元ポケットと呼ぶべきかもしれませんね。
そして、ゲーム専用の道具を集めた秘密の道具箱がDXライブラリーなのです。
もっとも、C言語ライブラリーは公開されていて、
誰でも使えるようになっていますから、
少しも秘密ではありませんが。
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