第14講 ベクタを利用して６次魔方陣を作ろう!
第３話 対角線交換のトレース

　　 for(int i=0;i<3;i++){ //対角線交換
　　　　　w=m[5-i][5-i];
　　　　　m[5-i][5-i]=m[i][i];
　　　　　m[i][i]=w;
　　 }
のトレースの続き
i=1のとき、
　　　　　w=m[5-i][5-i];
　　　　　m[5-i][5-i]=m[i][i];
　　　　　m[i][i]=w;
は
　　　　　w=m[5-1][5-1];
　　　　　m[5-1][5-1]=m[1][1];
　　　　　m[1][1]=w;
すなわち、
　　　　　w=m[4][4];
　　　　　m[4][4]=m[1][1];
　　　　　m[1][1]=w;
です。
１行目
　　　　　w=m[4][4];
の右辺は座標（４，４）に対応していますから、

薄緑のセルの２９です。
ですから、
　　　　　w=m[4][4];
によってwに２９が保存されます。
２行目
　　　　　m[4][4]=m[1][1];
によって、座標（１，１）の値８が座標（４，４）に代入されて

となります。
３行目
　　　　　m[1][1]=w;
によって、保存されていた値２９が座標（１，１）
に入り

２個目の交換が成立します。

　　 for(int i=0;i<3;i++){ //対角線交換
　　　　　w=m[5-i][5-i];
　　　　　m[5-i][5-i]=m[i][i];
　　　　　m[i][i]=w;
　　 }
のトレースの続き
i=2のとき、
　　　　　w=m[5-i][5-i];
　　　　　m[5-i][5-i]=m[i][i];
　　　　　m[i][i]=w;
は
　　　　　w=m[5-2][5-2];
　　　　　m[5-2][5-2]=m[2][2];
　　　　　m[2][2]=w;
すなわち、
　　　　　w=m[3][3];
　　　　　m[3][3]=m[2][2];
　　　　　m[2][2]=w;
です。
１行目
　　　　　w=m[3][3];
の右辺は座標（３，３）に対応していますから、

薄緑のセルの２２です。
ですから、
　　　　　w=m[3][3];
によってwに２２が保存されます。
２行目
　　　　　m[3][3]=m[2][2];
によって、座標（２，２）の値１５が座標（３，３）に代入されて

となります。
３行目
　　　　　m[2][2]=w;
によって、保存されていた値２２が座標（２，２）
に入り

３個目の交換が成立します。

これで前半
　　 for(int i=0;i<3;i++){ //対角線交換
　　　　　w=m[5-i][5-i];
　　　　　m[5-i][5-i]=m[i][i];
　　　　　m[i][i]=w;
　　 }
のトレースの終了です。
次話では、後半
　　 for(int i=0;i<3;i++){ //逆対角線交換
　　　　　w=m[5-i][i];
　　　　　m[5-i][i]=m[i][5-i];
　　　　　m[i][5-i]=w;
　　 }
をトレースしていきます。

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