第４話 より汎用性のあるプログラムへ
第３話問題解答例
#include<stdio.h>
int f(int a); //１からaまでの合計を計算する関数
int main() {
int a;
a = 10;
printf("1から%dまでの和は%dです。\n", a,f(a));
}
int f(int a) {
int i,w=0;
for (i = 1; i <= a; i++)w += i;
return w;
}
ちょっと改良するだけで、汎用性の高いプログラムに変身しました。
ピンクの場所を変更するだけで、
1から100までの和も、
1から10000までの和も求められます。
さらに、プログラムソースをいちいちいじるのではなく、
キーボードからいくつまで求めたいのか入力できるように変更できれば、
さらに汎用性の高いプログラムになります。
では、キーボードから入力された値をaに入れるにはどうしたらよいのでしょうか。
scanf("%d", &a);
がその答えです。
皆さんは、
scanf("%d", a);
じゃないかと思いますよね。
でもこれだとエラーします。
&がどうして必要なのか。
それはポインタを学ぶ時に説明します。
今は、キーボードから変数aに入れるには、
scanf("%d", &a);
とする決まりであると受け取ってください。
では、
を実現してください。解答例は30行下。
解答例
#include<stdio.h>
int f(int a); //１からaまでの合計を計算する関数
int main() {
int a;
printf("いくつまでの和を求めるのかキーボードから入力してください。\n");
scanf("%d", &a);
printf("1から%dまでの和は%dです。\n", a, f(a));
}
int f(int a) {
int i, w = 0;
for (i = 1; i <= a; i++)w += i;
return w;
}
皆さん、基本私が社員と呼んでいるものは正確には関数でしたよね。
中学生以上の人だと、関数という言葉を聞くと『虫ずが走る』という人もいらっしゃいますよね。
でも、本当は関数ってとても面白いし大切なものです。
これなしにはAI開発は絶対に不可能です。
また、家や機械の設計やパソコンの設計・製造も。
関数は、現代文明を根底から支える重要な基礎であると言っても過言ではありません。
でも、ただの部品(パーツ)のことをなぜ関数と呼ぶのでしょうか。
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