第16講 全セルリスト構造解析(全体リスト構造解析)によって数独(ナンプレ)を解く
第1話 1つのセルのリスト構造を自分の頭で考える

第15講で触れましたが、魔方陣の場合リスト構造解析は大変シンプルです。
理由は、全セルが同一のリスト構造を持っているからです。
ところが、数独(ナンプレ)の場合は、列・行・ブロックの条件が付いているため、
セル毎にリスト構造が違います。
魔方陣の場合全セルが同一のリスト構造を持っているため、
リスト構造を表す配列lst(
k)は、1次元配列で済みましたが、
セル毎にリスト構造が違う数独(ナンプレ)においては、
リスト構造を表す配列lst(
i,j,k)は、3次元配列になります。

   0
0 4 9
1 9 3
2 1 6 8
3 3 8 1 2
4
5 6 7 4 3
6 6 7 4
7 3 1
8 5 7

lst(i,j,k)のi,jはセル位置に対応します。
例えば、lst(
1,2,k)なら

   0
0 4 9
1 9 3
2 1 6 8
3 3 8 1 2
4
5 6 7 4 3
6 6 7 4
7 3 1
8 5 7

が対応セルになります。
さて、皆さんこのセルのリスト構造を考えてみて下さい。
といっても、プログラムを考えるのではなく、
自分の頭で考えて頂きたいのです。
数独の3つの条件
① 縦に同じ数字が重複しない
② 横に同じ数字が重複しない
③ ブロックに同じ数字が重複しない
から考えて頂きたいのです。

尚、このページから読み始めた方は、
全セルリスト構造解析と言う名称から難しそうな内容だなと、
感じてしまうかも知れませんが、
前のページをご覧にならなくても、
第2話をクリックして頂ければ、
リスト構造とは何かは簡単にご理解頂けます。




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