第8話 リボン計算(リボン演算)の証明
    

NEKO2ひき
大好きな先生のアドバイスに従い、
証明に取り組みました。
数学が苦手だったNEKOにはちょっと重い課題でしたが、
がんばったのです。
一生懸命考えました。
にゃにしたらいいの〜
NEKOは、体をなめなめしてお掃除しながら考えたのです。
無意識にしっぽも振っていました。
すると、にゃんとすばらしいアイデアが浮かびました。
確か中学生のときに、
2桁の整数は整数a,bを使って10a+bと
表せると習ったことを思い出したのです。
これに気がつけば証明は後一歩です。

2桁同士のかけ算がリボン計算(リボン演算)でできることの証明
aとcを1以上9以下の任意の整数、
bとdを0以上9以下の任意の整数とすると、
2つの2桁の整数は、それぞれ
10a+b
10c+d
と表せる。
このとき、2つの整数の積は
 (10a+b)(10c+d)

=100ac+10(ad+bc)+bd

よって、リボン計算(リボン演算)が成り立つことが証明された。


そうです。
リボン計算(リボン演算)は、中学生に証明できるのです。
(といっても、中学生にとっては簡単な証明とはいえませんが。)


 (10a+b)(10c+d)

=100ac+10(ad+bc)+bd

は誰でも知っていることです。

例えば、37×23は、
女子高生
30×20+7×3+30×3+20×7
です。
ですからリボン計算(リボン演算)の原理は、
小学生にも理解できるほど簡単です。

でも、現時点でもリボン計算(リボン演算)は
小学校の算数教育に取り入れられていません。
取り入れた方が、
計算力をアップさせることができることは明らかです。
ひょとしたら一部の学校では、取り入れている学校もあるかもしれませんが、
全国のほとんどの小学校では取り入れられていないでしょう。
このコーナーのトップにも書いたとおり、
おそらくNEKOの発見は再発見でしょう。
しかし、その発見の意義を正当に評価してこなかったことは確実です。
正当に評価するなら、
算数の教科書に入れるべきだからです。
そして、全国津々浦々でリボン計算(リボン演算)による暗算を取り入れるべきです。
一昔前に流行った100ます計算で学力が伸びるは真実ではありませんが、
2桁暗算100ます計算を実践すれば、
小学生の計算力が飛躍的に増大することは明らかです。
そして、認知症予防ドリルとして売り出せば認知症の予防にもなるはずです。

原理が簡単ということと気がつくということは、
別のことです。
真理とは、簡単なことである場合が多いのです。
でも、ほとんどの場合
目の前に落ちている原石に気がつかない、
ということも事実です。
私たちは、簡単な真理を見落としている!
のです。
NEKOは原石を拾いました。
その原石を磨いて宝石に変えるのは、
我々教育者の責務です。
NEKOのすばらしい発見を正当に評価して、
算数の教科書に入れて、
少しでも算数嫌いが減るようにしようではありませんか。




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