第3講 C言語の基本
第6話 1+2+3+4+5+6+7+8+9+10の実現
解答例
#include<stdio.h> //秘密の道具箱から、printf()という社員(関数)を借りるために必要
int main(){
  int a; //整数を入れる箱aを用意
  a=1; //整数を入れる箱aに1を入れる。
  a=a+2;
  a=a+3;
  a=a+4;
  a=a+5;
  a=a+6;
  a=a+7;
  a=a+8;
  a=a+9;
  a=a+10;
  printf("1+2+3+4+5+6+7+8+9+10=%d\n",a); //箱aの中身を表示
  return(0); //プログラムを閉めるためのお呪い
}
コピペ用添付ファイル
実行画面
1+2+3+4+5+6+7+8+9+10=55

もちろん今回のコードは、コンピュータの特長を全く活かしていませんので、
褒められたコードではありません。
コンピュータの特長とは、同じようなことを不平不満を言わずに繰り返してくれることです。
今回のコードは、同じような繰り返しを人間がやってしまっています。
この問題は、第4講の繰り返し処理のところで解消します。
ゲームプログラミングをする上では、
関数・変数・繰り返し処理の学習は不可欠です。
さらに、理想をいえば配列とポインタの学習もした方がよいのですが、
それだとさらに2講を投入しなければならず、
ゲームから離れっぱなしになり、
本講義のゲームプログラミングから始めるの部分が活きなくなってしまいますので、
とりあえずは、配列とポインタの学習は後で行うことにして、
第3講と第4講のみをC言語基礎の学習とします。

繰り返しを人間がやっていることだけでなく、
今回のコードには問題があります。
そうです。
社長一人で相撲を取っています。
main()は、司令塔でありプログラム全体の設計図です。
main()の仕事は、指令に徹するべきであり、
プログラム全体を見やすくすることに専念すべきです。
そこで、足し算を行う社員f()を採用して、
f()に足し算の部分をやらせてみてください。
ごめんなさい。
落とし穴が用意されています。
でも、その落とし穴がC言語の関数を理解するために、
とても重要なのです。




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