第26講 n進数の演算---その2 減法
第9話 プログラム解説その3
プログラム主要部分再掲
for(i=0;i<=g;i++){
if(d[i]>=e[i]){
c[i]=d[i]-e[i];
}
else{
for(j=i+1;j<g;j++){
if(d[j]>0){
d[j]--;
break;
}
else{
d[j]=n-1;
}
}
c[i]=n+d[i]-e[i];
}
}
確かに、前回の例
では、
else{
d[i+1]--;
c[i]=n+d[i]-e[i];
}
で十分です。ところが、
3200004(5)-1234567(5)
の場合の1の位を考えると、
上の位から1借りることが出来ません。
0で借りるものがありません。
仕方なく、さらに上の位から借りようとしても、
2つ上の位のものも財産がないために、貸すことが出来ません。
結局、上の位に上がり続けて、
3200004(5)-1234567(5)
5つ上の位の2から1つ借りてくるしかないのです。
つまり、4-7を実行するためには、
100004-7とするしかないわけです。
for(j=i+1;j<g;j++){
if(d[j]>0){
・・・
}
は財産をもっている位を探す旅をしているわけです。
ですが、その内容の
d[j]--;
break;
は理解できるにしても、否定の場合の
else{
d[j]=n-1;
}
の意味はいったいなんでしょうか。