第13講 ベクタを利用して４次魔方陣を作ろう!
第８話 for文を用いないデータ交換関数gその２

　　　　　　↓

（一番外側の青とピンクの0,1,2,3は座標を表しています。）
を実現するプログラム例
g以前までは、プログラムは同一
void g(vector<vector<int>>::iterator m){
　　 int w;
　　 w=m[3][2];
　　 m[3][2]=m[0][1];
　　 m[0][1]=w;
　　 w=m[3][1];
　　 m[3][1]=m[0][2];
　　 m[0][2]=w;

　　 w=m[2][3];
　　 m[2][3]=m[1][0];
　　 m[1][0]=w;
　　 w=m[1][3];
　　 m[1][3]=m[2][0];
　　 m[2][0]=w;
}

色の対応に気をつけて下さい。
例えば、m[3][2]は

座標（３，２）で１５のある緑のセルです。
ですから、１行目
　　 w=m[3][2];
によってwには１５が入ります。
１５が保存されたわけです。
そして２行目
　　 m[3][2]=m[0][1];
によって、

となっています。
さらに、３行目
　　 m[0][1]=w;
によって保存されていた１５が座標（０，１）に入り、

最初の交換が成立するわけです。

次の４行目の
　　 w=m[3][1];
右辺の対象セルは

緑のセルですから、
　　 w=m[3][1];
によって、１４がｗに保存されます。
５行目
　　 m[3][1]=m[0][2];
により

となります。
６行目
　　 m[0][2]=w;
により保存されていた１４が座標（０，２）に入り

２個目の交換が成功します。

７行目の
　　 w=m[2][3];
右辺の対象セルは

緑のセルですから、
　　 w=m[2][3];
によって、１２がｗに保存されます。
８行目
　　 m[2][3]=m[1][0];
により

となります。
９行目
　　 m[1][0]=w;
により保存されていた１２が座標（１，０）に入り

３個目の交換が成功します。

１０行目の
　　 w=m[1][3];
右辺の対象セルは

緑のセルですから、
　　 w=m[1][3];
によって、８がｗに保存されます。
１１行目
　　 m[1][3]=m[2][0];
により

となります。
１２行目
　　 m[2][0]=w;
により保存されていた８が座標（２，０）に入り

４個目の交換が成功して４次魔方陣の完成というわけです。

さて、次はfor文版で実現させます。


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