第1講 はじめてのC#プログラミング体験
第8話 Console.WriteLine()の様々な使い方
細かい説明より、実際に使ってみた方が早いと思いますので、
事例を先に示します。
//以下C#を始めるためのお呪い
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
//以上C#を始めるためのお呪い
namespace a //初心者はお呪い=決まり事と思い一切気にしない
{
  class Program //初心者はお呪い=決まり事と思い一切気にしない
  {
    static void Main(string[] args) //私は社長だ。
    {
      Console.WriteLine("a={0:d}", 5);
    }
  }
}
でCtrl+F5をすると、
a=5
と表示されます。
初心者の方は、『{0:d}って何よ』ですね。
0って何? dって何? 
コードを次にように変更して下さい。
//以下C#を始めるためのお呪い
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
//以上C#を始めるためのお呪い
namespace a //初心者はお呪い=決まり事と思い一切気にしない
{
  class Program //初心者はお呪い=決まり事と思い一切気にしない
  {
    static void Main(string[] args) //私は社長だ。
    {
      Console.WriteLine("a={0:d}
b={1:d}", 5, 8);
    }
  }
}
実行結果は
a=5 b=8
です。
ますます意味がわかりませんね。
でも、プログラミングでは基本は0から数えはじめるということがわかると、
予想が出来るのではないですか。
普通は1番目2番目3番目・・・と数えますが、
プログラミングの世界では、
0番目1番目2番目・・・
と数えることが多いのです。
つまり、0は普通に考える1番目です。
      Console.WriteLine("a={0:d} b={1:d}", 5, 8);
a=5 b=8
『うっん!?』と思った方もいらっしゃるのではありませんか。
さらに、この部分を
      Console.WriteLine("a={0:d} b={1:d}
c={2:d}", 5, 8,12);
変更した場合のコンソール画面を想像して下さい。
答えは30行下。

































実行画面
a=5 b=8 c=12
どうですか。予想は当たりましたか。
      Console.WriteLine("a={0:d} b={1:d} c={2:d}", 5, 8,12);
0番目1番目2番目は、5,8,12を指すことがわかりました。
では、dは何でしょうか。
それをはっきりさせるために、
      Console.WriteLine("a={0:d} b={1:d} c={2:
s}", 5, 8,"Console.WriteLineの使い方");
としてみましょう。実行画面は皆さん予想できますね。
a=5 b=8 c=Console.WriteLineの使い方
そうです。
dは数値の場合で、sは文字列(複数の文字を文字列といいます)に関係することがわかります。
つまり、5,8,"Console.WriteLineの使い方"が{0:d},{1:d},{2:d}とそれぞれ順に代入され、
表示されるわけですが、
データを10進数で表示したいときに、dを使い、
文字列で表示したいときにsを使います。
文字列のデータも元々はJISコードなど16進数の数値データです。
数値のデータもコンピュータ上では16進数のデータです。
その16進数のデータがdの場合に、10進数表示になり普通の数字になります。
sの場合には、文字列になるだけです。
dとsは表示形式です。
例えば、
      Console.WriteLine("a={0:d} b={1:x} c={2:f2}", 5, 12, 4.28);
と変更すると、実行画面は
a=5 b=c c=4.28
となります。aとcの結果は納得できるにしても、
   b=c
とは何でしょう。
実はxは16進数表示です。
16進数では、
0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,a,b,c,d,e,f
の16文字が使われます。
ですから、cとは10進数でいえば12です。
16進数:0,1,2,3,4,5,6,7,8,9, a, b, c, d, e, f
10進数:0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15
さらに、{2:f2}の
2
      Console.WriteLine("a={0:d} b={1:x} c={2:f1}", 5, 12, 4.28);
として実験すれば明らかです。
a=5 b=c c=4.3
つまり、{2:f2}の2は小数第2位まで表示しなさいです。

Console.WriteLine()やConsole.Write()はコンソールへの出力です。
逆にコンソールからの入力にはConsole.ReadLine()もありますが、
これについては第2講で変数を学んだ後に説明します。
それでは、第2講の変数に進みましょう。

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