第２講 変数を理解しよう（その１）
第５話 変数の数を減らそう！
問題3のプログラムを改良して、変数の数を2つまで減らしてみましょう。
今回使う手法は、いろいろな場面で応用できますので、是非覚えて頂きたいと思います。
また、Visual C++の=は数学の=とは違うということが今回の学習でよくわかるでしょう。
ソースコード（プログラミングの内容）は、
です。文字部分だけもう一度コピーペーストし、
注目すべきところをピンクにしてみましょう。
String^ a;
String^ w;
a=L"太郎は";
label1->Text=a;
a=L"花子は";
label2->Text=a;
a=L"一郎は";
label3->Text=a;
a=L"積極的で";
w=a;
a=L"優しい";
w=w+a;
label4->Text=w;
a=L"明るく";
w=a;
a=L"積極的で";
w=w+a;
a=L"ある";
w=w+a;
label5->Text=w;
a=L"明るく";
w=a;
a=L"優しい";
w=w+a;
label6->Text=w;
w=w+aは数学ではあり得ません。
繰り返しいってきたように、w=w+aは
w←w+aのようにイメージしたほうがいいのです。
4行
a=L"積極的で";
w=a;
a=L"優しい";
w=w+a;
の動きを追ってみましょう。
コンピュータの動きを追うことをトレースするといいます。
これからの説明でしばしば使いますので、是非この言葉を覚えて下さい。
まず、1行目
a=L"積極的で";
によって
となります。
次の2行目
w=a;
によって、
となります。
3行目
a=L"優しい";
によって
となります。
そして、いよいよ問題の4行目w=w+a;です。
数学の=であるとすると、
積極的で=積極的で+優しい
ということでナンセンスですが、
w←w+aと考えれば、
右辺の内容を改めてwという箱に入れなさいという意味であることがわかると思います。
↓
残りにについてもご自分でトレースしてください。
トレースは、プログラミングする上でとても大切なものです。
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