第1講 VBAを体験しよう!
第5話 プログラムの文章の1行目解説
プログラムの文章再掲
Private Sub CommandButton1_Click()
Range("A6") = "VBAのプログラミング体験"
End Sub
Private Sub CommandButton2_Click()
Range("A6") .Select
Selection.ClearContents
Range("A1").Select
End Sub
プログラムの文章解説
それでは、文章について1行1行解説していきましょう。
1行1行ごとの解説は、
『初心者のための vba excel 2007 2010 2013 マクロ 入門 基礎から応用まで』
『初心者のための c++ 入門 vc++ 入門 c言語 入門 基礎から応用まで』
『初心者のための eclipse(エクリプス)による java 入門 基礎から応用まで』
などの本サイト各種プログラミング入門講義でもしばしば行っていますように、
本サイトの基本姿勢です。
1行目Private Sub CommandButton1_Click()は、3行目End Subとセットになっていまして、
Private Sub CommandButton1_Click()
・・・
・・・
・・・
End Sub
を全体でプログラムの単位(細胞)になっています。
プログラムの単位=細胞のことを、
VB&VBAではプロシージャ、C言語&C++では関数、Javaではクラスと呼んでいますが、
本講義(専門用語なしの vba マクロ 入門 2013 2010 2007 対応講義)
では、会社社員や組織構成員と呼びます。
Privateは修飾子で、『個人的な』という意味です。
Privateの反対語は、Publicでこれは『公の』という意味です。
ですが、今のところ(学習がかなり進展するまでは)PrivateもPublicも意識する必要はありません。
Private Sub CommandButton1_Click()
・・・
・・・
・・・
End Sub
のCommandButton1_Clickが会社員の名前です。
CommandButton1は、実は実行というボタンの正式名称です。
実行という名前はただの渾名(愛称、通称)にすぎず、本当の名前はCommandButton1というのです。
2話前の第3話 ボタンを作ろう!をもう一度見ていただけると
というのがあります。
これは、ボタンを作った直後に右クリックしてプロパティを選んだときに出てくるものでした。
一番上の(オブジェクト名)をご覧ください。
CommandButton1となっていますね。
Captionも同名になっていました。
Captionは愛称(通称)ですから、わかりやすいように正式名称から変更してもよいです。
CommandButton1では何のボタンかわかりませんので、実行という通称とつけたのです。
CommandButton1の1は、Excelを起動してから1番目に作ったボタンということを意味しています。
ですから、2番目に作った愛称=消去のボタン名は CommandButton2であるわけです。
Private Sub CommandButton1_Click()
Range("A6") = "VBAのプログラミング体験"
End Sub
Private Sub CommandButton2_Click()
Range("A6") .Select
Selection.ClearContents
Range("A1").Select
End Sub
では、CommandButton1_Click()の_Clickはどういう意味でしょうか。
_は『が』という意味です。Clickは、文字通りクリックです。
ですからCommandButton1_Click()は、CommandButton1がクリックされたときという意味です。
つまり、
Private Sub CommandButton1_Click()
・・・
・・・
・・・
End Sub
は、CommandButton1ボタンがクリックされたときに働く社員(社長、将来多数の社員を持つので)という意味です。
社長のことをこの講義では、親分ともいいます。
親分ですから、当然子分も持ちます。
といっても、現在のところ2人(CommandButton1=実行とCommandButton2=消去)の親分は、
まだ、それぞれ1人も子分を持っていません。
つまり、2つの会社は今のところそれぞれ社員は、社長一人のみであるわけです。
CommandButton2=消去の方の任務は、セルの内容を消してA1を選択するだけですから、
社長以外の社員を持つ必要がないので、社員を持つことはありませんが、
CommandButton1=実行の方は、複雑な業務(例えば、数独問題作成)を行いますので、
社長一人では、処理しきれませんので社員をたくさん持つことになります。
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