第2講 はじめてのVBA体験
第6話 プログラムコードを書く上での大事な注意点
プログラムコード再掲
Private Sub CommandButton1_Click()
Range("A6") = "VBAのプログラミング体験"
End Sub
Private Sub CommandButton2_Click()
Range("A6") .Select
Selection.ClearContents
Range("A1").Select
End Sub
第7話では、コードを書く上での大事な注意点に触れたいと思います。
絶対に守らなければならない注意事項は、""で挟んである以外の部分
Private Sub CommandButton1_Click()
Range("A6") = "VBAのプログラミング体験"
End Sub
Private Sub CommandButton2_Click()
Range("A6") .Select
Selection.ClearContents
Range("A1").Select
End Sub
(上の紺)はスペースも含めてすべて半角であるということです。
もっとも、VBAの場合はスペースは全角でもエラーしませんが、
VBも含めて他のプログラム言語(Java、C言語、C++など)ではエラーしますので、
VBAにおいても全角のスペースは使わないようにしましょう。
""の中以外はすべて半角で記述してください。
そして、C++やJavaではすべて小文字で記述することになっていますので、
VBAにおいても半角小文字で入力する習慣をつけてください。
でもSelection.ClearContentsなど大文字の部分もあるんじゃない、
と思った方もいらっしゃるでしょう。
ですが、大丈夫なんです。
すべて半角小文字で入力しても必要なところはVBAの方が自動的に大文字に変換してくれるのです。
試しに実験していただければわかります。
ですから、基本は""の中以外はすべて半角小文字で入力するようにしましょう。
では、""の中はどうでしょうか。
Range("A6") = "VBAのプログラミング体験"
の右辺についてはセルA6に入力される内容なので、
禁則はありません。
適当に入れても大丈夫です。
左辺については、セルですから半角でアルファベット数字です。
それから、
Private Sub CommandButton1_Click()
Range("A6") = "VBAのプログラミング体験"
End Sub
Private Sub CommandButton2_Click()
Range("A6") .Select
Selection.ClearContents
Range("A1").Select
End Sub
は
Private Sub CommandButton1_Click()
Range("A6") = "VBAのプログラミング体験"
End Sub
Private Sub CommandButton2_Click()
Range("A6").Select
Selection.ClearContents
Range("A1").Select
End Sub
と記述しても、
Private Sub CommandButton1_Click()
Range("A6") = "VBAのプログラミング体験"
End Sub
Private Sub CommandButton2_Click()
Range("A6") .Select
Selection.ClearContents
Range("A1").Select
End Sub
の記述しても何の影響もありません。
ですが、
Private Sub CommandButton1_Click()
Range("A6") = "VBAのプログラミング体験"
End Sub
Private Sub CommandButton2_Click()
Range("A6").Select
Selection.ClearContents
Range("A1").Select
End Sub
と記述することは絶対にしないようにしてください。
必ず、
Private Sub CommandButton1_Click()
Range("A6") = "VBAのプログラミング体験"
End Sub
Private Sub CommandButton2_Click()
Range("A6") .Select
Selection.ClearContents
Range("A1").Select
End Sub
または
Private Sub CommandButton1_Click()
Range("A6") = "VBAのプログラミング体験"
End Sub
Private Sub CommandButton2_Click()
Range("A6") .Select
Selection.ClearContents
Range("A1").Select
End Sub
と記述しましょう。
後に、繰り返し処理(ループ処理)、分岐(If文)などを学び
などと記述するようになります。
意味のまとまりごとに段組をするということが大切なのです。
これを
Private Sub CommandButton1_Click()
Dim i As Byte
Dim j As Byte
Worksheets("Sheet1").Cells(3, 1).Select
Randomize (Timer)
kyuu = Cells(4, 25)
jyouken
For kaisuu = 0 To 5
tz0 = 1
Do While tz0
syokika
totalkaiseki1
bangousakusei (0)
sakusei (0)
hozon
bangouhenkan
mondaisakusei
If cn = 1 Then
If kyuu = 1 Then
If sikoukaisuu > 30 And sikoukaisuu < 51 Then
Exit Do
End If
End If
If kyuu = 2 Then
If sikoukaisuu > 50 And sikoukaisuu < 121 Then
Exit Do
End If
End If
If kyuu = 3 Then
If sikoukaisuu > 120 And sikoukaisuu < 201 Then
Exit Do
End If
End If
If kyuu = 4 Then
If sikoukaisuu > 200 Then
Exit Do
End If
End If
End If
Loop
hyouji
Next
End Sub
と書いたのでは、どこが意味のまとまりなのかさっぱりわからなくなります。
それに対して、
ならば、入れ子式に意味のまとまりがあることがわかります。
というわけで必ず段組をする習慣を付けてほしいわけですが、
段をずらすときに、全角スペース(理由は先に述べました。)は使わないようにしましょう。
段をずらすときにはTabキーか半角スペースを使ってください。
半角スペースは使ってもかまいませんが、
では、段組が明確ではありません。Tabキーを使った
の方が段組が明確です。
節約のためにノートを改行しないで使う生徒がいますが、
残念ながらそれは学力の節約になっています。
プログラムにおいてはスペースをけちらない習慣を付けましょう。
の方がコードが読みやすくなります。
プログラムにおいては、スペースは節約せずわかりやすさを優先してください。
右への移動はTabを使い、左への移動はBackSpaceを使う習慣を付けましょう。
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