第11話 リボン計算(リボン演算)の可能性
    

ねこなのだ

リボン計算(リボン演算)は、大きな可能性を秘めていると思います。
何度も折に触れて書いてきたとおり、
小学生の計算力を飛躍的向上させることになるでしょう。
100ます計算をやれば学力が伸びるという簡単なものではありませんが、
少なくともかけ算の計算力だけはつくことは確実といえます。
インドが九九でなくて、100×100まで覚えさせることによって、
情報先進国になったといわれていますが、
実際には、20×20でさえ怪しい人もいっぱいいるといいます。
おそらく100×100まで覚えさせたというのは伝説であって、
実際にはなかったことなのでしょう。
それでもインドは計算に力を入れて、
IT先進国になったという話は、おそらく真実でしょう。
日本は、インド・韓国・中国に追い上げられて、
苦戦しています。
電機メーカーや情報関係では、
韓国やインドに抜かれています。
これは、日本が数学の教育を軽視してきたつけといえます。
伸びている国は、数学教育に力を入れています。
インドでは、他の教科がすべて悪くても
数学さえ良ければ良いという風潮まであるそうです。
数学の力が就職に決定的な影響を与えると、
考えている保護者が多数を占めるといいます。
この数学重視の精神的雰囲気が、インドのITを支えているのでしょう。
私のサイトは、C++やJavaなどのプログラミングの講座も扱っています。
本当は、右脳数学教育論を展開するために立てたサイトですが、
今では、9割近くの方がプログラミング講義を目的に来ています。
多い日には、このサイトは1万近くのアクセスがありますが、
大半はVBAなどのプログラミング講義を見るためのものです。
プログラミング講義では多くの方の支持を受けています。
プログラミングの得意な私は、
プログラミングにおいて大事な能力は、
数学的な力であると
主張したいと思います。
文系でもプログラミングはできると考えている人は多いと思いますが、
実際には、数学の力がないと厳しいものがあります。
数学力がIT力の基礎であることは間違いないことです。
このリボン計算(リボン演算)によって、
子供たちの計算力を鍛えていけば、
インドのように力強く、
再び日本が成長する可能性はあると思います。
もちろん、計算力だけ鍛えれば数学の力は伸びるという考え方は、
論外中の論外ですが。
文章題は、どんなに計算力を高めても解けません。
文章題が得意になるためには、
右脳を使わせる習慣を身につけなければなりませ。
私は、現在における数学教育の最大の間違いは、
算数に公式を密輸入したことであると思っています。
公式を導入したために、
子供たちは左脳しか使わなくなってしまったのです。
そして、一昔前に流行った陰山メソッドや
公文式は、左脳一辺倒の誤りを極限まで高めた
誤った教育方法です。
ですから、計算力だけを鍛えれば数学力が伸びるは、
間違いなのですが、数学においては左脳の能力も大事です。

そして、
リボン計算(リボン演算)による暗算は、
おそらく左脳だけでは難しいので、
自然に右脳も働かせるようになるのではないか、
と期待しています。
なぜなら、暗算しているとき数字を覚えていなければなりません。
左脳は右脳の100万分の1の記憶力しかないのですから、
暗算をやっていく内に、
記憶能力の高い右脳に協力してもらうようになる可能性はあると思います。
つまり、イメージ記憶を使うようになるのではないかということです。
大脳生理学の研究によれば、
人間は両脳を同時に使うことはできないとされています。
右脳と左脳の両方を使うようになったとしても、
右脳→左脳→右脳→左脳→・・・・
と切り換えながらしか使えないというのです。
右脳にスイッチが入ると、自動的に左脳のスイッチが切られ、
逆に左脳のスイッチが入ると、右脳のスイッチが切られてしまう、
とされています。
これは、性質の異なるCPUを2つもっていながら、
常に一つしか使っていない状態です。
ということは、CPU使用率は50%しかないということです。
両脳を協力させてとしても、
能力の半分しか使っていない、
ということになります。
(そして、残念なことに現在のほとんどの生徒は左脳のみしか使っていません。
左脳→左脳→左脳→・・・となってしまっているのです。
左脳と右脳には得意・不得手がありますので、
自分が持っている能力の20%程度しか使っていないといえるでしょう。
左脳が苦手とする問題さえ、左脳で考えているのですから。
文章題は、右脳が得意としているのに、
ほとんどの児童は左脳で考えてしまっているのです。
陰山メソッドはそれを極限化したものです。)
もし、両脳を同時に使える訓練法があり、
両脳を同時に使えるようにできるとすれば、
人類はかつて経験したことのない新しい段階を迎えることになります。
8桁同士のかけ算などをするには、
数字の記憶の保持と計算という2つの処理を同時に行わなければなりません。
もし、記憶の保持を右脳が担当して、
計算を左脳が担当できるようになれば、
8桁同士のかけ算などを暗算でできるようになります。
基本的には、計算は左脳が担当するといわれていますが、
暗算の名手たちは右脳を協力させているとされます。
ですから、8桁同士の暗算をリボン計算(リボン演算)によって練習していくなら、
両脳を同時に使うという
時期を画す新しい段階へ人類が跳躍していく
可能性はあるのではないでしょうか。
2桁暗算を実際に行ってみて、
私は人類が新段階へ飛翔するのではないかと直感(直観)しています。



リボン計算(リボン演算)は、まだまだいろいろな可能性が埋蔵されていると思います。
研究すればするほど、輝かしい成果が出るに違いありません。
小学生・中学生・高校生のみなさん、
ぜひ研究して発見の醍醐味を味わってみてください。


こんなエキサイティングな発見をしたNEKOに感謝の言葉を捧げたいと思います。
君の発見は、とってもすばらしいよ!
本当にありがとう恋い



第10話へ 
第12話へ

a

初心者のためのjava 入門 基礎から応用まで
初心者のための VC++による C言語 入門 C++ 入門 基礎から応用まで第1部
初心者のための VC++による C言語 入門 C++ 入門 基礎から応用まで第2部
初心者のための VC++による C言語 入門 C++ 入門 基礎から応用まで第3部

初心者のための世界で一番わかりやすいVisual Basic入門基礎講座へ
初心者のための世界で一番わかりやすいVisual C++入門基礎講座へ

VC++入門
VBA入門
専門用語なしのVBA入門
VB入門
初心者のためのEclipseによるJava入門