第4講 メソッド=関数を理解しよう1
第6話 子分が子分を呼び出す
子分が子分を呼び出すプログラム例
public class A{
public static void main(String args[]){
f();
}
public static void f(){
System.out.println("私は第1の子分だ。");
g();
}
public static void g(){
System.out.println("私は第2の子分だ。");
}
}
実行画面
どうです。子分が子分に命令して仕事をさせています。
この例だと、fの方がgより偉いのでしょうか。
仮に、gの方もfを呼び出したらどうなるか予想できますか。
public class A{
public static void main(String args[]){
f();
}
public static void f(){
System.out.println("私は第1の子分だ。");
g();
}
public static void g(){
System.out.println("私は第2の子分だ。");
f();
}
}
答えは30行下。
実行例
と続いた後、
とエラーしてしまいました。
C++やC言語だと無限に続くのですが、
Javaの場合途中でエラーしてしまうようです。
fとgはどちらが偉いということはありません。
ですから、どちらがどちらに対しても命令=呼び出しできます。
ただ、今回の例では鏡を2枚平行に置いたとき、
鏡の中に鏡が無限に続くように、
無限に続いてしまいます。
このように際限がなく繰り返してしまうことを無限ループといいます。
無限ループはプログラムの宿痾で、
気をつけないとすぐに、無限ループになってしまいます。
Javaの場合は、無限ループに陥ったとき途中で強制的にプログラムを止める機能があるのでしょうか。
C言語の場合途中で止まることはありません。
今回は、無限ループに陥ってしまいましたが、
無限ループに陥らず、子分が子分を呼び出す例をあげると
public class A{
public static void main(String args[]){
f();
}
public static void f(){
System.out.println("私は第1の子分だ。");
g();
}
public static void g(){
System.out.println("私は第2の子分だ。");
h();
}
public static void h(){
System.out.println("私は第3の子分だ。");
}
}
実行画面
その他、子分が子分を呼び出す例をいろいろ考えてみてください。
今はvoid型のみでしたが、値を返す関数、int型関数、String型関数などいろいろ考えてみましょう。
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