第7講 ポインタの学習
第1話 変数や関数の働く場所
配列と似たものに
ポインタと言われるものがあります。
配列と似ていると言いましたが、
正確には、配列のすべての機能を持っていて、
さらに、強力な武器を持っているのがポインタです。
C言語の大きな魅力の1つは、
ポインタになります。
配列では、変数の中身をいじるだけです。
ポインタでは、変数の中身と共に、
変数の中身を納めているメモリーのアドレス(住所)も操作できます。
メモリーの管理ができるということは、とても大きな事なのです。
変数も関数もそれが書いてあるメモリーアドレスをもっています。
変数とは、箱であると申し上げましたが、
正確には、変数とはデータを記憶するメモリー領域です。
関数にもメモリー領域が与えられています。
???何の話し!?
ですよね。
変数はデータを格納するものだから、
メモリー(記憶)領域が与えられるのは分かるけど・・・
ダンサーが踊ったり、役者が役を演じたりするには、
舞台が必要ですよね。
関数も自分が踊る舞台が与えられないと、
働くことはできません。
関数が働く場所がメモリーです。
そして、メモリーにも住所があるのです。
その住所をアドレスと言うのです。
アドレスを操作することによって、
変数や関数を操縦してしまう!・・・
ここにC言語やC++の大きな魅力があります。
今回は、具体的な話しがなかったので、
????ですよね。
でも諦めないで、次話を読んでください。
プログラミングの学習も、
推理小説と同じで最後まで読まないと分からないものです。
前を繰り返して読むことも大切ですが、
完全に分かっていなくても、先に進むことも必要です。
前を何回読み直しても分からなかったことが、
先を読むことによって分かるということがしばしば生じるからです。
理由は簡単ですよ。
物事はすべて有機的に繋がり逢っている・・・
のです。
部分を理解するには、全体を理解する必要があり、
全体を理解するには、部分を理解する必要がある・・・
皆さん良く体験しますよね。
映画を2回見ると、
前に気づかなかったシーンの意味を把握できることを・・・
本もそうです。
何回も読むことによって、次第に理解が深まっていくのです。
粘り強くプログラミングの学習を続けてください。
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