第3講 for文の学習
第6話 1から10までの積
1から10までの積解答コード例
q
#include<iostream>
using namespace std;
void main(){
   int w=1;              
   for(int i=1;i<11;i++)w=w*i;     
   cout<<"1から10までの積="<<w<<endl; 
}
実行結果
w
では、次の課題は、for文を使って、円周率を計算することです。
円の面積の公式は円の面積でした。
したがって、r=1のとき、円の面積はちょうどπですから、
半径1の円の面積を計算すればよいのです。
半径1の面積を計算するためには、
1/4円
1/4円
の面積を計算して、4倍すればよいのです。
では、1/4円の面積はどのように計算したらよいでしょうか。
積分
小さい長方形に分けて足していけば、円の面積に近い値が出ます。
長方形の横幅を小さくしていけば、誤差は小さくなっていきます。

横幅をコンソールから取得できるようにしてやって、
横幅とともに計算値がπに近づいていく様子を観察できるようにしてみましょう。
横幅をdとすると、1個目の長方形の縦は1ですから、その面積は
d×1=d
です。
では2個目の長方形の面積はどうでしょうか。
縦がわからないとわかりません。
1/4円の方程式は、円の方程式でした。
ですから、2個目の長方形の縦は、積分第1です。従って、その面積は長方形面積
3個目は縦が積分第2で、面積は2番目長方形面積
4個目は縦が積分第3で、面積は3番目長方形面積
以下同様にして、
n個目は縦が積分第nで、面積はn番目長方形面積

したがって、1/4円の面積は積分(総和)
すなわち変形を計算すればよいのです。


C言語やC++でルートxを計算させるときは、
sqrt(x)とします。そして、sqrt()を使うときには、
#include<math.h>
と記述しておく必要があります。
では、プログラムコードを考えてみてください。

合計を計算するwと横幅dは、doubleで宣言しておき、
for文の制御変数iと区切り数nは大きい数も実験できるようにlong型にしましょう。
そのとき、d=1/n; とすると、dは0になってしまいます。
long型同士の計算結果はlong型になるのでした。
左辺がdouble型ですから、右辺の型も一致させなければなりません。
型を強制的に変換させることをキャストといいます。
キャストするには、
   d=1/(double)n;
とします。(double)nによって、
long型であったnはdouble型に強制的に変換されます。
ヒントとして、sqrt()の中身を書いておきましょう。
sqrt(1-((double)i*d)*((double)i*d));

また、coutで小数第7位以降を表示させるには、
#include <iomanip>を冒頭に入れて、
   cout <<"単精度の場合"<< setprecision(7) << a/b << endl;
のように使うのでしたね。
お忘れの方は、第2講第10話を参照して下さい。

では、プログラムを組んで下さい。


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