第1講 C++・Eclipse(エクリプス=統合開発環境)・Pleiades(プレアデス=日本語化ソフト)のインストールとEclipse C++によるプログラミング体験
第8話 『eclipse c++によるはじめてのプログラミング』の解説その3
第8話では8つの解説項目
 T プロジェクト(プロジェクト名)とは何か?
 U C/C++ アプリケーションとは何か?
 V ソースファイルの意味
 W u=実行でしていること
 X ワークスペースとは?
 Y コード(プログラムの文章)各行の説明
 [ コード記述上の注意点
の内最後から2つの項目
 Y コード(プログラムの文章)各行の説明
の前半を展開します。


Y コード(プログラムの文章)各行の説明
さて、いよいよプログラムコード
*a.cpp
#include<iostream>
using namespace std;
void main(){
  cout<<"はじめてのeclipse c++";
}
v
の解説です。
まず、赤い囲いのsをクリックしてみましょう。
すると、
/*
* a.cpp
*
* Created on: 2015/05/21
* Author: satou
*/
#include<iostream>
using namespace std;
void main(){
  cout<<"はじめてのeclipse c++";
}
y
となり、+が−になりました。
−の状態では、記述が隠され、
+の状態では隠されていた記述がすべて表示されます。
ですから、コードをすべて表示させると、
/*
* a.cpp
*
* Created on: 2015/05/21
* Author: satou
*/
#include<iostream>
using namespace std;
void main(){
   cout<<"はじめてのeclipse c++";
}
であるわけです。
最初の6行
/*
* a.cpp
*
* Created on: 2015/05/21
* Author: satou
*/
は実は、コンピュータは無視して読みません。
つまり、この6行を削除してもプログラムに対しては何の影響もないわけです。
/*と*/で挟んである部分をコンピュータ(正確にはコンパイラ)は読み飛ばすのです。
では何のためにこの文章が貼り付けてあるかと申しますと、
それは、プログラムコードを読む人間のためです。
プログラムが何のプログラムであるか、解説しているのだと考えて下さい。
/*と*/で挟んである部分を注釈文といいます。
1行単位の注釈文のときは、冒頭に//を付けるだけでも良いのです。
試しに、cout<<"はじめてのeclipse c++";の後に、
//コンソールに表示させる内容
(ただし、//の部分は必ず半角にして下さい。
でないとエラーします。)と入力してコードを
#include<iostream>
using namespace std;
void main(){
   cout<<"はじめてのeclipse c++";//コンソールに表示させる内容
}
と変更して、実行ボタンuを押してみて下さい。
コンソールには同じく
はじめてのeclipse c++
と表示されますね。
p
現在のプログラミングの世界では、
変数名(第3講で学習)を何の変数であるか
分かるように半角の長い英単語で書くことを推奨していますが、
本講義においては変数名も関数名もすべてプログラミング黎明期のように
数文字以内(例えばaやfのように基本的に1文字)で書くという方針で進めています。
たしかに、変数名をaとしたのでは後で何の変数であったかが分からなくなります。
ですが、
int a;  //aは整数を入れる変数
のように記述すれば良いと考えるからです。
そして、プログラムコードのあちらこちらに
//aは整数を入れる変数
をコピペするのです。
aをinteger_aなどと記述すると、
初心者はそこに意味があると誤解します。
ですが、変数名には他と区別するという以外の働き=意味はもっていません。
私のプログラミング講義がgoogleにおいて上位を占める理由の1つは、
カタカナ専門用語と半角英数による英単語の変数名によって
躓いてしまった初心者が、
私のサイトに来て初めて理解できるからです。

注釈文を是非覚えてください。
そして、コードのあちらこちらに貼り付けて、
プログラムコードの意味を解説して下さい。
これを是非とも習慣として欲しいのです。
私は、プログラミングを始めた頃タイピングの腕が悪く
(現在でもタイピングミスが多いのですから、いいとはいえませんね(^_^))、
注釈文をついつい省いてしまいました。
悪癖です。

さて、 最初の6行
/*
* a.cpp
*
* Created on: 2015/05/21
* Author: satou
*/
は注釈文ですから、プログラム本体は
#include<iostream>
using namespace std;
void main(){
   cout<<"はじめてのeclipse c++";//コンソールに表示させる内容
}
の5行です。
まず、1行目の#include<iostream>はファイルのインクルードです。
インクルードとは読み込み=組み込むという意味です。
つまり、iostreamというファイルを読み込む=組み込むという意味です。
組み込む・・・???ですね。
これはこの後の記述
using namespace std;
void main(){
   cout<<"はじめてのeclipse c++";//コンソールに表示させる内容
}
の前にiostreamのコード=文章を組み込むということです。
ですから、
#include<iostream>
using namespace std;
void main(){
   cout<<"はじめてのeclipse c++";//コンソールに表示させる内容
}

iostream
  +
using namespace std;
void main(){
   cout<<"はじめてのeclipse c++";//コンソールに表示させる内容
}
2つのファイル(iostreamとa.cpp)が合体されるというイメージで十分です。

iostreamというファイルは、コンソールへの入出力に必要なファイルです。
具体的には、coutを使うために必要なファイルです。

次ぎに、
using namespace std;
について説明しましょう。
これは直訳すると『stdという名前空間を使いますよ』という意味になります。
namespaceが名前空間というわけです。
名前空間については後ほど学習します。
今は、この1行を省略する場合には、
#include<iostream>
void main(){
  
std::cout<<"はじめてのeclipse c++";//コンソールに表示させる内容
}
としなければならないということと、
using namespace std;
を入れるとstd::が省略できるということを覚えて頂ければと思います。


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