第5講 メソッド(1)
第4話 引数について
前話で
//以下C#を始めるためのお呪い
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
//以上C#を始めるためのお呪い
namespace a //初心者はお呪い=決まり事と思い一切気にしない
{
class Program //初心者はお呪い=決まり事と思い一切気にしない
{
static void Main(string[] args) //私は社長だ。
{
f(0); //社員f()に仕事を命じている。
}
static void f(int k)
{
k++;
Console.WriteLine("こんにちは!");
g(k); //社員g()に仕事をお願いしている。
}
static void g(int k)
{
Console.WriteLine("今日は良い天気ですね。");
if (k < 5) f(k); //社員f()に仕事をお願いしている。
}
}
}
導入したf(0); g(k); f(k); の括弧の中の数字を引数といいます。
引数は『いんすう』と読んでしまう人が多いと思いますが、『ひきすう』と読みます。
今回の導入した引数は整数ですので、
青で修飾してあります。
引数のタイプが整数型であることを示しています。
もっとわかりやすい例にするために、
コードを次のように変更して下さい。
//以下C#を始めるためのお呪い
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
//以上C#を始めるためのお呪い
namespace a //初心者はお呪い=決まり事と思い一切気にしない
{
class Program //初心者はお呪い=決まり事と思い一切気にしない
{
static void Main(string[] args) //私は社長だ。
{
f(10); //社員f()に仕事を命じている。
}
static void f(int k)
{
int w = 0;
for (int i = 1; i <= k; i++) w += i;
Console.WriteLine("1から{0:d}までの和={1:d}", k, w);
}
}
}
社員f()の仕事は、1から引数までの和を求める仕事です。
今回は10ですから、1から10までの和を算出する仕事を求められたわけです。
引数は複数指定できます。
例えば、コードを次のように変更すると、
//以下C#を始めるためのお呪い
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
//以上C#を始めるためのお呪い
namespace a //初心者はお呪い=決まり事と思い一切気にしない
{
class Program //初心者はお呪い=決まり事と思い一切気にしない
{
static void Main(string[] args) //私は社長だ。
{
f(3, 10); //社員f()に仕事を命じている。
}
static void f(int s,int m)
{
int w = 0;
for (int i = s; i <= m; i++) w += i;
Console.WriteLine("{0:d}から{1:d}までの和={2:d}", s, m, w);
}
}
}
実行結果
3から10までの和=52
となります。第1話で仕事の内容を伝えることがあると書きました。
今回はf(3, 10)の3と10によって初項と末項を与えられて、
3から10の和を求めました。
仕事の内容が引数によって規定されたのです。
では皆さん、引数を利用して、
@引数(は1つ)を2倍にして表示するプログラム
A引数を初項・交差・末項にして等差数列の和を計算。
ただし、初項3・交差2・末項11とする。
B引数を初項・交差・末項にして等差数列の和を計算。
ただし、引数の各値はMain()においてコンソール画面を通してキーボードから取得。
C引数をa,b,cとしてa*b+cを表示させるプログラム。
ただし、a,b,cはMain()おいてコンソール画面を通してキーボードから取得。