第4講 if文(もしもボックスの世界)
第9話 5段階判定プログラムをシンプルにする
実行画面が
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出席番号=33
国語=11
社会=60
数学=25
理科=38
英語=49
合計点=183
出席番号33番はかなりの努力が必要です。
出席番号=34
国語=84
社会=96
数学=42
理科=3
英語=51
合計点=276
出席番号34番はそこそこ頑張りました。
出席番号=35
国語=92
社会=37
数学=75
理科=21
英語=97
合計点=322
出席番号35番はかなり頑張りました。
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出席番号=37
国語=82
社会=35
数学=54
理科=100
英語=19
合計点=290
出席番号37番は頑張りました。
出席番号=38
国語=39
社会=1
数学=89
理科=28
英語=68
合計点=225
出席番号38番は努力が必要です。
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となるソフトのコード例
#include<stdio.h> //prinf()を使えるようにするためにインクルード
#include <stdlib.h> //rand()を使えるようにするためにインクルード
int main() {
int s, a, b, c, d, e, g; //s:出席番号 a:国語 b:社会 c:数学 d:理科 e:英語 の得点 g:5教科合計得点
printf("出席番号と各教科の点数をキーボードから入力して下さい。\n");
for (s = 0; s<40; s++) {
//以下各教科得点ランダム発生
a = 1 + rand() % 100;
b = 1 + rand() % 100;
c = 1 + rand() % 100;
d = 1 + rand() % 100;
e = 1 + rand() % 100;
//以上各教科得点ランダム発生
//以下出席番号と各教科得点表示
printf("出席番号=%d\n", s + 1);
printf("国語=%d\n", a);
printf("社会=%d\n", b);
printf("数学=%d\n", c);
printf("理科=%d\n", d);
printf("英語=%d\n", e);
//以上出席番号と各教科得点表示
g = a + b + c + d + e; //合計点算出
printf("合計点=%d\n", g); //合計点表示
printf("出席番号%d番は", s + 1);
if (g >= 300) printf("かなり頑張りました。\n\n"); //結果の表示
if (g >= 280 && g<300) printf("頑張りました。\n\n"); //結果の表示
if (g >= 240 && g<280) printf("そこそこ頑張りました。\n\n"); //結果の表示
if (g >= 200 && g<240) printf("努力が必要です。\n\n"); //結果の表示
if (g<200) printf("かなり努力が必要です。\n\n"); //結果の表示
}
}
{}の入れ子が浅くなり、コードもかなり減りわかりやすくなりました。
人によっては
if(g>=300)A; else B;
でさえ使わない方が良いという人もいます。
否定文はわかりにくいというのがその理由です。
if else文を使わずに、
if(g>=300)A;
if(g<300)B;
にすべきだというのです。
一理はありと思いますが、
私は、入れ子が2段までなら使っても良いのではないかと思います。
ですが、好みです。
皆さんはご自分で判断されて好きな方を採用すれば良いのではないでしょうか。
さて、if文の学習は以上にします。
第5講では関数(1)の学習に入ります。
本当は、第3講関数(1)→第4講for文→第5講if文の構成にするか、
本講義の構成にするか迷いました。
普通は関数はかなり後の方で学ぶのですが、
私は出来るだけ関数の学習は早めにするべきだと思っています。
ただ、for文とif文を学んでいないと、関数の内容が貧弱になってしまうのです。
それで本講義の順番を採用しましたが、
第8話のように、社長であるmain()がすべての仕事をしてしまうのは好ましくありません。
社長は、指令役に徹して出来るだけ部下に仕事をさせるべきだからです。
一つ一つの関数の記述が大きくなりすぎるのは、
わかりやすさという点で問題があるのです。
部品=関数は出来るだけ小さめに作るが原則です。
関数を後の方で学ぶとmain()で何でもしてしまうという悪癖がつきます。
ですから、他のサイトや書籍では後の方で学ぶ関数を早めに学習するのです。