第6講 簡易電卓ソフト作りに挑戦しよう
第8話 改善の解説の続き
if(y2==1){
cn=cn+1;
for(i=0;i<cn;i++){
z=10*z;
}
}
cnはプログラム冒頭
#pragma once
int y1;
int y2=0;
int cn=0;
double z=0;
double w;
で0とされ、また、のいずれかのボタンが押されたときも、
private: System::Void button11_Click(System::Object^ sender, System::EventArgs^ e) {
z=0;
cn=0;
w=0;
y1=0;
textBox1->Text=L"";
}
private: System::Void button12_Click(System::Object^ sender, System::EventArgs^ e) {
if(y1==3){
z=w+z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
if(y1==1){
z=w*z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
if(y1==4){
z=w-z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
if(y1==2){
z=w/z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
y1=1;
w=z;
z=0;
y2=0;
cn=0;
}
private: System::Void button13_Click(System::Object^ sender, System::EventArgs^ e) {
if(y1==3){
z=w+z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
if(y1==1){
z=w*z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
if(y1==4){
z=w-z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
if(y1==2){
z=w/z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
y1=2;
w=z;
z=0;
y2=0;
cn=0;
}
private: System::Void button14_Click(System::Object^ sender, System::EventArgs^ e) {
if(y1==3){
z=w+z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
if(y1==1){
z=w*z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
if(y1==4){
z=w-z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
if(y1==2){
z=w/z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
y1=3;
w=z;
z=0;
y2=0;
cn=0;
}
private: System::Void button15_Click(System::Object^ sender, System::EventArgs^ e) {
if(y1==3){
z=w+z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
if(y1==1){
z=w*z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
if(y1==4){
z=w-z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
if(y1==2){
z=w/z;
textBox1->Text=z.ToString();
}
y1=4;
w=z;
z=0;
y2=0;
cn=0;
}
というように0となります。cnはが押された後、何回数字のキー顔されたかをカウントしています。
例えば、次の順でボタンが押されて事を想定してみましょう。
1→3→5→→6→3→8
こう押したとき、電卓では135.638となるので、135.628と表示されるようになって欲しいわけです。
1→3→5と押したとき、135となることは、『第4話 ボタン7,3などの解説』で既習済みです。
次にが押され、6のボタンが押されると、
private: System::Void button6_Click(System::Object^ sender, System::EventArgs^
e) {
int
i;
if(y2==1){
cn=cn+1;
for(i=0;i<cn;i++){
z=10*z;
}
}
if(y2==0)z=z*10;
z=z+6;
if(y2==1){
for(i=0;i<cn;i++){
z=z/10;
}
}
textBox1->Text=z.ToString();
}
cn=cn+1;すなわちcn←0+1によって、cnは1となります。したがって、
for(i=0;i<cn;i++){
z=10*z;
}は1回だけ実行されますので、z←10×135によりz=1350となります。
そして、z=z+6すなわちz←1350+6によって、z=1356となります。
次に、
if(y2==1){
for(i=0;i<cn;i++){
z=z/10;
}
}はcn=1ですから、1回だけ実行され、z=z/10すなわちz←z÷10の計算から、z=135.6と期待している結果が得られます。
次に3のボタンが押されれば、関数
private: System::Void button9_Click(System::Object^ sender, System::EventArgs^
e) {
int
i;
if(y2==1){
cn=cn+1;
for(i=0;i<cn;i++){
z=10*z;
}
}
if(y2==0)z=z*10;
z=z+3;
if(y2==1){
for(i=0;i<cn;i++){
z=z/10;
}
}
textBox1->Text=z.ToString();
}
が実行されます。cn=cn+1すなわちcn←1+1の命令からcn=2です。なので、今回は
for(i=0;i<cn;i++){
z=10*z;
}は2回実行されるので、z←135.6×10、z←1356×10の計算からz=13560となります。
z=z+3すなわちz←13560+3からz=13563です。
if(y2==1){
for(i=0;i<cn;i++){
z=z/10;
}
}も同じく2回実行され、z←13563÷10、z←1356.3÷10により、z=135.63と再び思うような結果になります。
最後に8が押され、
private: System::Void button2_Click(System::Object^ sender, System::EventArgs^
e) {
int
i;
if(y2==1){
cn=cn+1;
for(i=0;i<cn;i++){
z=10*z;
}
}
if(y2==0)z=z*10;
z=z+8;
if(y2==1){
for(i=0;i<cn;i++){
z=z/10;
}
}
textBox1->Text=z.ToString();
}
が実行されます。
cn←2+1からcnは3であり、
for(i=0;i<cn;i++){
z=10*z;
}は3回実行され、z←135.63×10、z←1356.3×10、z←13563×10から、z=135630
z=z+8すなわちz←135630+8からz=135638です。
if(y2==1){
for(i=0;i<cn;i++){
z=z/10;
}
}も3回実行され、z←135638÷10、z←13563.8÷10、z←1356.38÷10からz=135.638と、今回も期待通りの結果となります。
for(i=0;i<cn;i++){
z=10*z;
}は小数点を右にずらし、整数値に戻しています。そして、
if(y2==1){
for(i=0;i<cn;i++){
z=z/10;
}
}
では、
for(i=0;i<cn;i++){
z=10*z;
}が小数点を右のずらした分を元に戻しているのです。
以上で、簡易電卓ソフトの話題を終了したいと思います。
長らくありがとうございました。
この講義では、第7講で2次元ループ、第8講でポインタを扱い、第9講では魔方陣に挑戦することになっています。
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