1:1対応確定と排除の原理
2,3 | 2,3 |
2,3 |
に2と3の数字の候補しかない場合、
セル(ます)群(2と3を候補とする2つのセルすなわち
2,3 |
の2つのセル)に2と3が入ることが確定します。
もし他の数字が入ってしまえば、
2ないしは3の行き場がなくなってしまうからです。
そして確定したことによって
2,3 | 2,3 |
2と3のライン排除が生じ
に2と3が入る可能性が消えます。
複数のセルからなるセル群に同数の同じ数字のみが候補(リスト)になる場合、
そのセル群にリストされている数字が入ることが確定します。
これを1:1対応確定と呼びます。
また、その結果ライン排除ないしはブロック排除が起きますので、
1:1対応確定と排除の原理といっている訳です。
尚、1:1対応確定は同一ラインか同一ブロックにセル群があるときにのみに生じ、
同一ライン上にあるときにはライン排除が生じ、
同一ブロックにあるときはブロック排除が生じます。
2,3 | ||
2,3 |
の場合
に2と3が入る可能性がなくなります。
当然、セル群が同一ライン上で同一ブロックにある場合には、
ライン排除とブロック排除の両方が生じます。
1:1対応確定と排除の原理の事例による説明
{以下のいくつかのセルに同色の○が入っている場合
(もちろん同色ですからドラッグしないと見えません)がありますが、
セルの大きさの調整のためのもので、
意味はありませんので気にしないで下さい。}
1 | 5 | 6 | ||||||
2 | 7 | |||||||
4 | 8 | 9 | ||||||
○ | ||||||||
2 | ||||||||
○ | ||||||||
○ | ||||||||
7 | ||||||||
○ |
図の
に入る候補を考えてください。
答えは、20行下に示します。
○ | 1 | 5 | 6 | |||||
2 | 7 | |||||||
4 | 8 | 9 | ||||||
○ | ||||||||
2 | ||||||||
○ | ||||||||
○ | ||||||||
7 | ||||||||
答えは2と7です。何故だか分かりますか。
○ | 1 | 5 | 6 | |||||
2 | 7 | |||||||
4 | 8 | 9 | ||||||
○ | ||||||||
2 | ||||||||
○ | ||||||||
○ | ||||||||
7 | ||||||||
2と7のブロック排除
○ | 1 | 5 | 6 | |||||
2 | 7 | |||||||
4 | 8 | 9 | ||||||
○ | ||||||||
2 | ||||||||
○ | ||||||||
○ | ||||||||
7 | ||||||||
○ |
2と7のライン排除
その結果、2と7は
以外行く場所がありません。
したがって、この2つのセルに入る候補は2と7のみになります。
2つのセルに同じ2つの候補のみがリストされますので、
2つのセルには2と7が入ることが確定します。
2つのセルに同じ2つの候補がリストされことを2on2といい、
それでそのセル群に2つが入ることが確定することを、
相補確定の原理と名付けます。
2つの数字が互いに補い合って、
2つセルから構成されるセル群にその数字が入ることが確定するからです。
3つのセルに同じ3つの数字のみがリストされることを、
3on3と呼び、
やはり3つの数字が
3つから構成されるセル群に入ることが確定しますので、
3on3確定の原理と名付けます。
理論的には4on4の状態と4on4確定も存在します。
2on2確定の原理・3on3確定の原理・4on4確定の原理をひっくるめて
1:1対応確定の原理と名付けます。
今の事例では、1:1対応確定のみに意味があり、
その結果起きる排除には意味がありません。
なぜなら、元々他のセルに入る可能性が排除された結果、
相補確定になったからです。
では、1:1対応確定によって起きる意味のある排除はあるでしょうか。
答えは20行下です。
答えはあります。下図をご覧ください。
4 | 1 | 9 | ||||||
8 | 3 | 5 | ||||||
6 | ||||||||
8 | ||||||||
1 | ||||||||
9 | ||||||||
3 | ||||||||
5 | ||||||||
4 |
には、2と7のみしかリストされません。
理由はおわかりですか。
理由は、次に解説予定になっているリスト絞り込み法です。
まず、ブロック
4 | 1 | |
8 | 3 | |
に注目すると、
には1,3,4,8は
入らないことが分かります。
つぎに、ライン
9 |
5 |
に焦点を合わすと、
9,5が候補から外されます。
最後ライン
6 |
を見ると6が候補から外されます。
外された候補をもう一度小さい順に並べてみると、
1,3,4,5,6,8,9です。
そうすると残る候補は2,7のみです。
ですから、
4 | 1 | |
8 | 3 | |
の
には2と7のみ
がリストされることになります。
同様にしてもうひとつのセル
にも2と7しかリストされないことが分かります。
まず、ブロック
9 | ||
5 | ||
注視して
候補から9,5が外れます。
次にライン
8 |
1 |
3 |
4 |
に注意すると、
候補から8,1,3,4が外されます。
最後にライン
6 |
から6が外れます。
以上外された数字を
小さいじゅんに並べ直すと
1,3,4,5,6,8,9です。
ですから右側の
にリストされる数字は2と7のみです。
したがいまして、
4 | 1 | ○ | ○ | 9 | ||||
8 | 3 | 5 | ||||||
6 | ||||||||
8 | ||||||||
1 | ||||||||
9 | ||||||||
3 | ||||||||
5 | ||||||||
4 |
2つのセルには結局同じ2と7のみがリストされます。
相補確定の原理から、そのセル群には2と7が入ることが確定して、
さらにその結果ライン
6 |
の
には2,7が入る可能性が否定され、
相補確定と2と7のライン排除が生じるのです。
すなわち、1:1対応確定と排除が起きるのです。
次に、3on3による確定と排除の事例を見てみましょう。
1 | 2 | 3 | ○ | ○ | ○ | |||
4 | 5 | 6 | ||||||
○ | ||||||||
○ | ○ |
○ | ○ | |||||
○ | ||||||||
○ |
||||||||
セル群
の各セルには7,8,9のみがリストされます。
3つのセルに同じ3つの数字のみがリストされますので、
このセル群に7,8,9が入ることが確定して、
さらにその結果7,8,9のライン排除が起き、
の
には7,8,9が入らないことが確定します。
つまり、リストが1,2,3,4,5,6に絞られた訳です。
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