第2講 数字を入れる箱(変数)を理解しよう1
第2話 数字を入れる箱(変数)とは?
第1話で、変数と聞いても苦手意識をもつ必要はありませんと書きました。
プログラミングでいう変数は、数学の変数とは根本から違います。
では、何でしょうか。
変数とは、数や文字を入れる箱です。
専門用語を用いないこの講義では変数を文字や数字を入れる箱と呼びます。
箱(変数)には型=タイプがあります。
整数を入れる型のint型、文字を入れるchar型などの文字や数字を入れる箱(変数)があります。
Eclipseを起動してください。
すると、次のような画面構成になっているでしょうか。
もしなっていなかったら、ファイル→ファイルを開く→c:\java\はじめてのJava\srcフォルダからA.javaを選んで開いてください。
そして、
public class A {
public static void main(< color="#0000ff">String args[]){
int a;
String b;
a=1;
b="w";
System.out.println(a);
System.out.println(b);
}
}
String args[]< color="#ff0000">は今まで< color="#0000ff">String[]
args< color="#ff0000">でした。
配列で勉強しますが、実はどちらでもよいのです。
ですから皆さんは< color="#0000ff">String[] args< color="#ff0000">のままにしておきましょう。)
とコードを変更してから実行ボタンを押してください。
そうするとコンソールに
と表示されます。
int a;とString b;が文字や数字を入れる箱(変数)の型宣言です。2つは、それぞれ
aというラベルが張ってある整数を入れる箱を用意する、
bというラベルが張ってある文字を入れる箱を用意する、
という意味です。
いろいろな入門書は、これをint a_integer;やint data;のように英単語で書くことを推奨していますが、
箱を用意してそれにラベルを貼ったにすぎません。
文字や数字を入れる箱(変数)名には、箱のラベル以上の意味はありません。
ですが、初心者は英単語で書くと文字や数字を入れる箱(変数)名に意味があると思ってしまい、大きな壁になることを入門書の著者たちは理解していません。
大事なことは、ラベルにあるのではなく箱自体にあるです。
引っ越しのときに、下着を入れた段ボール、本を入れた段ボール、などに下着や本とマジックに書き込みますね。
マジックで書き込む名前と変数名は同じです。
他と区別できればよいのであって、a_integerやAthreadのようなかっこつけた名前にする必要はさらさらないのです。
この後に学習する関数名でもそうです。bool isPrime(int n)などとかっこつけたものにする必要はありません。
例えば、bool f(int n)でよいのです。fが関数名です。
bool isPrime(int n)のように書いてしまうと、
初心者には予約語(Java言語の文法で意味の定められた言葉)のboolやintと自由に決められるisPrime
との違いがわからなくなってしまいます。
ほんの些細なことであると、入門書の著者たちは思っているのでしょうが、
初心者は、小さなことで躓いてしまうものなのです。
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