第3講 フィールド=変数を理解しよう2
第6話 その他の変数型
今まで見てきた変数型は、
文字型=String型、整数型=int型、浮動小数点型=float
ですが、その他にbyte型、long型、short型、double型、boolean型などがあります。
扱える数の範囲と必要なメモリーを表のまとめてみましょう。
型 | byte | short | int | long | float | double | boolean |
扱える数の範囲 | −128〜127 |
-32768 〜 32767
|
-2147483648 〜 2147483647
|
-9223372036854775808 〜 9223372036854775807
|
約(-)3.40282347E+38(約6〜7桁の精度)
|
(-)1.79769313486231570E+388(15桁の精度)
|
true,false |
必要メモリー | 8bit | 16bit | 32bit | 64bit | 32bit | 64bit | 1bit |
などです。必要メモリーが処理速度に大きく影響を与えます。
ですから、データが小さいとわかっているときは、なるべくメモリーを食わない変数型を使用しましょう。
boolean型とは何でしょうか。
trueまたはfalseの値をもつ変数です。
次のようにテキストファイルを打ってコンパイル及び実行をしてみてください。
public class A{
public static void main(String args[]){
boolean a;
a=true;
System.out.println(a);
a=false;
System.out.println(a);
}
}
コマンド プロンプト画面
tureとは真を意味し、falseは偽を意味します。
どんな場面で使うかはif文を学ぶ際に説明します。
尚、
C言語、C++では
bool a; Javaのboolean型に対応
a=1;
としてもエラーしませんが、Javaでは、
public class A{
public static void main(String args[]){
boolean a;
a=1;
System.out.println(a);
}
}
とすると、
とエラーします。
VB、VBA、C言語、C++いずれも真偽は1と0に対応していたのは対照的で、
frueとfalseしか使えないことに注意しましょう。
VB、VBA、C言語、C++においては、a>3が真のとき、式『a>3』自体が1の値をもっていましたが、
Javaにおいてはtrueです。
すみません。
プログラミング経験のない方には、何の話かさっぱりわかりませんね。
でも大丈夫ですよ。
if文やwhile文を説明するときに、理解できるように説明しますから。
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