第7講 ポインタの学習
第6話 配列の先頭アドレスは?
void f(){
   int x[5];
   for(int i=0;i<5;i++)*(x+i)=i+1;
   for(int i=0;i<5;i++)cout<<*(x+i)<<" ";
   cout<<endl;
}
void g(){
   int *x=(int *)malloc(sizeof(int)*5);
   for(int i=0;i<5;i++)*(x+i)=i+1;
   for(int i=0;i<5;i++)cout<<*(x+i)<<" ";
   cout<<endl;
}
の2つはなぜ同じ結果を導くの?
の問いに答えるには、
   int x[5];
で宣言されている配列の先頭アドレスが
どうなっているかを説明しなければなりません。
第7講第3話で

  変数  アドレス 
int i;   i &i 
int *i=(int *)malloc(sizeof(int));   *i

という表が載せてあったことを覚えていらっしゃるでしょうか。
xが普通の変数であれば、
それの先頭アドレスは&xでした。
では、
   int x[5];
で宣言される配列xの場合の先頭アドレスは何でしょうか。
l
(図はイメージであって、
実際のアドレスは、013B8371のような16進数表示)
カンのいい方であればお分かりですね。
1個目の変数はx[0]ですから、
それの先頭アドレス&x[0]です。
そして、&x[0]=xですから、
配列xの先頭アドレスは、xが正解です。
実際、
void f(){
   int x[5];
   for(int i=0;i<5;i++)x[i]=i+1;
   for(int i=0;i<5;i++)cout<<x[i]<<" ";
   cout<<endl;
   cout<<&x[0]<<endl;
   cout<<x<<endl;
}
とコードを変更して実行すると、
a
となり、&x[0]とxの2つは同じであることが分かります。
   int x[5];
宣言される配列xの先頭アドレスがxあるとすれば、
   int *x=(int *)malloc(sizeof(int)*5);
で宣言されるポインタxと配列xは実は全く同一のものであることが分かります。
ですから、
void f(){
   int x[5];
   for(int i=0;i<5;i++)*(x+i)=i+1;
   for(int i=0;i<5;i++)cout<<*(x+i)<<" ";
   cout<<endl;
}
void g(){
   int *x=(int *)malloc(sizeof(int)*5);
   for(int i=0;i<5;i++)*(x+i)=i+1;
   for(int i=0;i<5;i++)cout<<*(x+i)<<" ";
   cout<<endl;
}
の2つは、同じ帰結を導きます。
そして、
void g(){
   int *x=(int *)malloc(sizeof(int)*5);
   for(int i=0;i<5;i++)x[i]=i+1;
   for(int i=0;i<5;i++)cout<<x[i]<<" ";
   cout<<endl;
}
が同一の結果を導き出す謎も明らかになります。
ポインタと配列・・・、実体は同じものであるからです。





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a

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