第1講 C++・Eclipse(エクリプス=統合開発環境)・Pleiades(プレアデス=日本語化ソフト)のインストールとEclipse C++によるプログラミング体験
第1話 C++、Eclipse、Pleiadesって何?
専門用語を基本的に使わないっていったのに
いきなりC++、Eclipse、Pleadesなど分からない言葉が出てきてるじゃない!
という抗議の声が聞こえてきそうです。
Eclipseは括弧書きで統合開発環境と書いてありますが、
初心者の方には『統合開発環境』からして、意味不明ですね。
一つ一つ丁寧に説明していきます。
まず、C++から説明していきましょう。
C++はプログラム言語の1つです。
コンピュータに命令を伝えるための1つの言葉です。
1つというのは、コンピュータに命令を伝える言語はたくさんあるからです。
C++の基になったC言語、最近はやっているJava、パスカル、BASICなど、
非常に多くの言語があります。
調査の仕方にもよりますが、C言語は今でも人気度ナンバーワンのプログラム言語です。
C++はその人気のあるC言語を拡大発展させたものです。
次のEclipse=統合開発環境とは何でしょうか。
プログラミングをするためには、
プログラム文章の編集、コンパイル、デバッグなどの作業が必要です。
コンパイルとは、プログラム言語の文章を機械語に翻訳して実行ファイルを作る作業です。
プログラム言語はコンピュータに命令を伝える言語であると説明しましたが、
コンピュータはプログラム言語を直接理解することはできません。
コンピュータは0と1とからなる機械語しか理解できないのです。
ですから、プログラム言語の文章を機械語に翻訳しなければならないわけです。
デバッグは、虫取りといわれるもので、プログラムの欠陥(バグ)を直す作業です。
プログラムの文章を編集するソフトをエディタ、
コンパイルするソフトをコンパイラ、
デバッグをするソフトをデバッガというわけですが、
エディタ・コンパイラ・デバッガなどのプログラミングに必要なソフトを
1つに統合したものが統合開発環境といわれるものです。
統合開発環境がない時代は、いちいち違うソフトを起動してプログラミングを行っていたわけです。
第2話でインストールするVisual C++もC++を使うための統合開発環境です。
Eclipseも大変魅力のある統合開発環境ですが、
Visual C++もWindowsソフトなど作れるなど、すばらしい統合開発環境です。
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Visual C++も優れた統合開発環境なのに、
本講義でEclipseを使う理由は第5話で説明します。
最後のPleiades(プレアデス)は、日本語化をするソフトです。
Eclipseはすばらしい統合開発環境なのですが、
そのままでは、メニューや説明が英語です。
Pleiades(プレアデス)を導入するとすべて日本語になります。
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