第4講 for文に挑戦しよう
第3話 for文とは?

いよいよfor文の説明です。
先の1+2+3のプログラム
int w;
w=0;
w=w+1;
w=w+2;
w=w+3;

textBox1->Text=w.ToString();
を例に説明し、
1+2+3+・・・+10や1+2+3+・・・+100,2+4+6+・・・+100
などではどうなるか考えてみましょう。
これと同じプログラムはfor文では次のようになります。
int w;
w=0;
int i;
for(i=1;i<4;i++)w=w+i;

textBox1->Text=w.ToString();
変更部分はピンクからです。
意味を説明しましょう。
for文とは繰り返し処理を行うときに使うものです。
この文の場合は、i<4ですからiは1から始まり3まで動いていきます。
つまりiが1,2,3と姿を変えていきながら、
w=w+i の処理が3回繰り返されます。
i++ はC言語特有の簡略な書き方で、i=i+1を意味します。
ですからfor(i=1;i<4;i++)w=w+iは
for(i=1;i<4;i=i+1)w=w+iと書いても結果は同じです。
ではトレースしてみましょう。
i←1
eyfg
w←w+1
re
i++(すなわち、i←i+1)
redz
w←w+2
rteer
i++(すなわち、i←i+1)
dxrr
w←w+3
zer
図をなしに再度トレースすると、
w←0
i←1
w←0+1
i←1+1
w←1+2
i←2+1
w←3+3

で最終的にw=6となります。図とをご覧になってよく考えてみて下さい。

さて、注目は1+2+3を1+2+3+・・・+10に変更するには、
for(i=1;i<4;i++)w=w+i を
for(i=1;i<11;i++)w=w+i と1カ所変更するだけでよいのです。
1+2+3+・・・+100なら for(i=1;i<101;i++)w=w+iです。
そして、1+2+3+・・・+10000なら for(i=1;i<10001;i++)w=w+i です。
for文がいかに優れているかが分かります。
w=w+1;
w=w+2;
w=w+3;
  ・
  ・
  ・
w=w+10000;
の方式なら10000行も書かなければならないところ
(もちろん、この説明のための省略記号ではエラーします。
実際に10000行同じような式を入力続けなければなりません。)、
たった1行で済んでしまうし、
変更も簡単なのです。

では皆さん、2+4+6+・・・+100はどうでしょうか。
考えてみて下さい。


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