第3講 変数を理解しよう
第3話 変数の足し算
変数は、足し算をしたり引き算をしたりすることも、加工することもできます。
より威力を発揮するのは、文字を扱う場合より数を扱う場合ですが、
第3話から第5話では、文字の場合で考えます。
文字の場合でも、変数はかなり便利であると実感できると思います。
例えば、コード(=ソース=プログラムの文章)を次のように変更してみましょう。
今回からは、Ctrl+F5でビルドしてプログラムを実行する前に、
このソースだと実行画面がどうなるか予想することにしましょう。
下のソースから、実行画面を予想できますか。実行画面は、30行下に示します。
#include<iostream>
#include<string>
using namespace std;
using namespace System;
void f1();
void main(){
f1();
}
void f1(){
string a1,a2,a3,a4,b1,b2,x1,x2,x3,x4,x5;
a1="太郎";
a2="千里";
a3="次郎";
a4="美香";
b1="は";
b2="で";
x1="明るく";
x2="元気";
x3="誠実";
x4="前向き";
x5="忍耐強い";
cout<<a1+b1+x1+x2<<endl;
cout<<a2+b1+x2+b2+x5<<endl;
cout<<a3+b1+x3+b2+x2<<endl;
cout<<a4+b1+x4+b2+x5<<endl;
}
実行画面
どうですか。
予想通りでしたか。
学習が進んでいけば、この文字の足し算を利用して性格診断テストを作ることも可能です。
性格占いも後で作ってみましょう。
さて、皆さんソースをいろいろいじって、いろいろな性格パターンを作って遊んでみましょう。
遊びながら、楽しみながら学習を進めることもプログラミングの学習では大切です。
ところで、関数f1()の1行目
string a1,a2,a3,a4,b1,b2,x1,x2,x3,x4,x5;
に注目して下さい。
C言語の場合、このようにしてまとめて変数の宣言ができます。
a1,a2,a3,a4,b1,b2,x1,x2,x3,x4,x5は、すべて文字型(string型)変数であると宣言しています。
VBあたりでは、このような簡略な宣言はできず、
次のような面倒なものになるのとは対照的です。
Dim a1 as String,a2 as String,a3 as String,a4 as String,b1 as String,b2
as String,x1 as String,x2 as String,x3 as String,x4 as String,x5 as String
C言語の特徴の1つは、簡略に表現できることです。
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