第2講 文字を入れる箱を活用しよう
第5話 文字の加工
箱に文字を入れるには、
Dim a As String
a = "太郎は"
としました。
Dim a As String
によって、aという名前の箱が用意され、
a = "太郎は"
によって、
箱に"太郎"が入りました。
=について皆さんは、数学の=を連想されたかもしれませんが、
実は、=は数学のイコールとは違うのです。
どう違うのでしょうか。
ところで、実行のプログラミングの文章を次のようにして、
実行ボタンを押すとエクセルはどのようになるでしょうか。
Private Sub CommandButton1_Click()
Dim a As String
a = "太郎は"
Cells(6, 1) = a
a = "太郎は賢い"
Cells(7, 1) = a
End Sub
a = "太郎は"
によって、
となっているところに
a = "太郎は賢い"
としたら、
箱の中は『太郎は太郎は賢い』となってしまうのでしょうか。
皆さん実験してみましょう。
実験結果は30行下に示します。
エクセルの実行画面
『太郎は太郎は賢い』とはなりませんでした。
実は、箱には1つ(1項目)しか入らないのです。
ですから、新たに『太郎は賢い』を入れることによって、前にあった『太郎は』は箱からはじき飛ばされてしまい、
となります。消滅と書いてありますが、データは箱の中でしか生きられないので、箱から飛び出たデータは消えてしまうのです。
=は数学のイコールとは違うというのは、
今回の実験である程度予想できますが、
コードを次のように変更しますとより明確になります。
Private Sub CommandButton1_Click()
Dim a As String
a = "太郎は"
Cells(6, 1) = a
a = a + "賢い"
Cells(7, 1) = a
End Sub
さて、実行画面はどうなるでしょうか。
答えは次話です。
第4話へ 第6話へ
vc++講義へ
初心者のための世界で一番わかりやすいVisual C++入門基礎講座
初心者のための世界で一番わかりやすいVisual Basic入門基礎講座へ
vb講義へ
VB講義基礎へ
初心者のためのJava 入門 基礎から応用まで
数学研究室に戻る