第10講 関数の再帰的呼び出し=関数の自己再帰の学習
第7話 関数の再帰的呼び出しによる汎用的順列作成プログラム解説その3
0 | 1 | 2 |
1 | 2 |
1個目の順列の作成表示に成功すると、f (2)からf (1)の世界に戻ります。
0 | 1 | 2 |
1 | 2 |
となります。f (1)の次のループによって、
0 | 1 | 2 |
1 | 3 |
となります。x[1]≠x[0]なので、チェック
h=1;
if(g>0){
for(j=0;j<g;j++){
if(x[g]==x[j]){
h=0;
break;
}
}
}
をクリアして
if(h==1){
if(g+1<n){
f(g+1);
}
else{
cn++;
for(j=0;j<n;j++){
System.out.print(x[j]);
System.out.print (" ");
}
System.out.println();
}
}
が行われます。g=1ですから、g + 1 < n
は 1 + 1 < 3
で成り立ち、
f (g + 1);
が呼び出され、セル番号2の世界の2回目の来訪となります。
0 | 1 | 2 |
1 | 3 | i |
for(i=1;i<n+1;i++){
x[g]=i;
によって、
0 | 1 | 2 |
1 | 3 | 1 |
となります。残念ながら、x[2] = x[0] ですから
h=1;
if(g>0){
for(j=0;j<g;j++){
if(x[g]==x[j]){
h=0;
break;
}
}
}
の1回目のループにおいてh=0と書き換えられ、
if(h==1){
if(g+1<n){
f(g+1);
}
else{
cn++;
for(j=0;j<n;j++){
System.out.print(x[j]);
System.out.print (" ");
}
System.out.println();
}
}
実施されず、f (2)の次のループにより、
0 | 1 | 2 |
1 | 3 | 2 |
となります。x[2]≠x[0]、x[2]≠x[1]なので、
h=1;
if(g>0){
for(j=0;j<g;j++){
if(x[g]==x[j]){
h=0;
break;
}
}
}
において2回ともhは書き換えられず、
if(h==1){
if(g+1<n){
f(g+1);
}
else{
cn++;
for(j=0;j<n;j++){
System.out.print(x[j]);
System.out.print (" ");
}
System.out.println();
}
}
の実行となりますが、g=2ですから
g + 1 < n は 2 + 1 <
3 で成り立ちませんので
else{
cn++;
for(j=0;j<n;j++){
System.out.print(x[j]);
System.out.print (" ");
}
System.out.println();
}
が実行され、2個目の順列が表示されることになります。
そして、次のループによって
0 | 1 | 2 |
1 | 3 | 3 |
となりますが、x[2] = x[1]で
h=1;
if(g>0){
for(j=0;j<g;j++){
if(x[g]==x[j]){
h=0;
break;
}
}
}
のj=1のとき、h=0と書き換えられ、
if(h==1){
if(g+1<n){
f(g+1);
}
else{
cn++;
for(j=0;j<n;j++){
System.out.print(x[j]);
System.out.print (" ");
}
System.out.println();
}
}
f
(2)のすべての処理が終わり、 f (2)からf (1)への2度目の帰還となります。
0 | 1 | 2 |
1 | 3 |
そして、f (1)も任務が終了して、旅立ち以来はじめてのf (0)への還帰となります。
0 | 1 | 2 |
1 |
そして、次のループによって、
0 | 1 | 2 |
2 |
となりますが、g=0なので、
h=1;
if(g>0){
for(j=0;j<g;j++){
if(x[g]==x[j]){
h=0;
break;
}
}
}
は無視されて、
if(h==1){
if(g+1<n){
f(g+1);
}
else{
cn++;
for(j=0;j<n;j++){
System.out.print(x[j]);
System.out.print (" ");
}
System.out.println();
}
}
の肯定の方が実施され、セル番号1の世界の2回目の歴訪となります。
0 | 1 | 2 |
2 |
for(i=1;i<n+1;i++){
x[g]=i;
によって、
0 | 1 | 2 |
2 | 1 |
となります。x[1]≠x[0]で、チェック
h=1;
if(g>0){
for(j=0;j<g;j++){
if(x[g]==x[j]){
h=0;
break;
}
}
}
をクリアして、
if(h==1){
if(g+1<n){
f(g+1);
}
else{
cn++;
for(j=0;j<n;j++){
System.out.print(x[j]);
System.out.print (" ");
}
System.out.println();
}
}
の肯定の側が遂行され、セル番号2の世界への3回目の訪問となります。
0 | 1 | 2 |
2 | 1 | i |
for(i=1;i<n+1;i++){
x[g]=i;
によって、
0 | 1 | 2 |
2 | 1 | 1 |
となります。 x[2] = x[1]
ですので
h=1;
if(g>0){
for(j=0;j<g;j++){
if(x[g]==x[j]){
h=0;
break;
}
}
}
2回目でh=0に書き換えられ、
if(h==1){
if(g+1<n){
f(g+1);
}
else{
cn++;
for(j=0;j<n;j++){
System.out.print(x[j]);
System.out.print (" ");
}
System.out.println();
}
}
は実施されず、次のループによって
0 | 1 | 2 |
2 | 1 | 2 |
今度は、 x[2] = x[0]で
h=1;
if(g>0){
for(j=0;j<g;j++){
if(x[g]==x[j]){
h=0;
break;
}
}
}
1回目でh=0に書き換えられ、
if(h==1){
if(g+1<n){
f(g+1);
}
else{
cn++;
for(j=0;j<n;j++){
System.out.print(x[j]);
System.out.print (" ");
}
System.out.println();
}
}
は実行されず、次のループによって
0 | 1 | 2 |
2 | 1 | 3 |
x[2]≠x[0]、x[2]≠x[1]なので3度目の正直で
h=1;
if(g>0){
for(j=0;j<g;j++){
if(x[g]==x[j]){
h=0;
break;
}
}
}
のチェックをクリアして
else{
cn++;
for(j=0;j<n;j++){
System.out.print(x[j]);
System.out.print (" ");
}
System.out.println();
}
の命令が行われ、3個目の順列が表示されます。
本日のトレースはここまで。これ以降のトレースは次話で。
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