第6講 if文を理解しよう 
第4話 注釈文
第3話課題解答例
class y{
  public static void main(String args[]){
    int a;
    for(i=0;i<10;i++){
      a=(int)(Math.random()*101);
      System.out.print(a);
      if(a>=50){
        System.out.println("は合格");
      }
      else{
        System.out.println("は不合格");
      }
    }
  }
}

さて、表題が注釈文となっています。
本来は、講義の最初の方で入れるべき話題ですが、
入れ忘れていました。
上のコードを次のように変更してみてください。

class y{  //クラスの宣言
  public static void main(String args[]){
    int a;  //変数の宣言
    for(i=0;i<10;i++){  //ループ処理
      a=(int)(Math.random()*101);  //100以下の整数をランダムに発生
      System.out.print(a);
      if(a>=50){  //50以上なら合格と表示
        System.out.println("は合格");
      }
      else{  //50未満なら不合格と表示
        System.out.println("は不合格");
      }
    }
  }
}
実行結果
入門
(1回1回データは変わります。理由はランダムだからです。)
は別に変わりません。
ということは、//クラスの宣言などはプログラムに何の影響も与えなかったということです。
//がついているとコンピュータは読み飛ばすのです。
//がついている文を注釈文といいます。
コンピュータが読み飛ばすのに、何のために注釈文を入れるのでしょうか。
それは、人間のためです。
まだ、簡単なプログラムしか組んでいませんが、
複雑なプログラムを組んでいくと、
自分でも何のプログラムであるか、
わからなくなることがあります。
注釈文とは解説です。
私は、タイピングの腕が悪い頃にプログラムを覚えたので、
注釈文を省く癖がついてしまいました。
皆さんは、できるだけ多く注釈文を入れるようにして、
他の人が読んでも、自分が後で読み返してもわかりやすいプログラムを組むことを心掛けましょう。
いくつもの文を注釈文にするときは、/*と*/で挟みます。
例えば、TeraPadにおいて
入門
/*と*/で挟むと、色が緑色になります。
TeraPadでは緑色は注釈文を意味します。
赤い囲いすべてが注釈文になったというわけです。
中身がなくなってしまったので、コンパイル・実行すると、
Java
となります。
//や/*と*/はうまく使うと、エラー原因を探すに使えます。
文法的なエラーの場合、Javaはエラー番号を示してくれますが、
論理的エラー(自分が意図したのとは違うように動いてしまう)に関しては何もチェックしてくれません。
このときに、//、/*、/*をうまく活用してエラー原因を探ることができます。
具体例は、学習が進んでから後に示します。


if~else文による合格・不合格の2段階評価しかしていませんが、
実は入れ子式にif~else文を使うと2段以上の多段階評価ができます。
次話はそれを見てみましょう。


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