第15講 クラスの学習その2
第2話 メソッドの雛形を加える

第1話ではフィールド=変数について確認しましたが、
今話ではメソッド=関数について確認しましょう。
p.javaとx.javaを次のように変更しましょう。
<<p.java>>
class p{
  public int i;
  public int j;
  private int f(int a,int b){
    return(a+b);
  }
}

<<x.java>>
import java.io.*;
class x{
  public void main(String args[]){
    p p1=new p();  //設計図から実際のものを作る
    p1.i=3;
    p1.j=5;
    
    System.out.println("p1.iの中身:"+p1.i+" p1.jの中身:"+p1.j);
    System.out.println("p1.i+p1.j="+p1.f(p1.i,p1.j));
  }
}
入門
エラーします。理由はお分かりですね。
privateだと他のクラスから使用できないからです。
p.javaは次のように変更しなければなりません。
class p{
  public int i;
  public int j;
  public int f(int a,int b){
    return(a+b);
  }
}
すると、
実行結果は
入門
となり、足し算メソッドの雛形=設計図を作ることに成功していることがわかります。
では皆さん、引き算の雛形=設計図、かけ算の雛形=設計図とそれのオブジェクト=インスタンス(設計図から作った実際のもの)を作りましょう。
解答例は、30行ほど下。

























解答コード例
<<p.java>>
class p{
  public int i;
  public int j;
  public int f(int a,int b){
    return(a+b);
  }
  public int g(int a,int b){
    return(a-b);
  }
  public int h(int a,int b){
    return(a*b);
  }

}

<<x.java>>
import java.io.*;
class x{
  public void main(String args[]){
    p p1=new p();
    p1.i=3;
    p1.j=5;
    System.out.println("p1.iの中身:"+p1.i+" p1.jの中身:"+p1.j);
    System.out.println("p1.i+p1.j="+p1.f(p1.i,p1.j));
    System.out.println("p1.i-p1.j="+p1.g(p1.i,p1.j));
    System.out.println("p1.i×p1.j="+p1.h(p1.i,p1.j));

  }
}

コンパイル・実行結果
Java






次話では、特殊なメソッドであるコンストラクタについて学びます。

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