第4講 for文を理解しよう
第3話 さまざまな演算
1から100までの和解答例
void f1(){
int a,i;
a=0;
for(i=1;i<101;i++){
a=a+i;
}
cout<<"1から100までの和="<<a<<endl;
}
(該当関数部分だけ示しています。)
そうです。表示部分を除けば、1カ所だけ変更すればよいのです。
もし、最初の方式だったら
void f1(){
int a;
a=1;
a=a+2;
a=a+3;
a=a+4;
a=a+5;
a=a+6;
a=a+7;
a=a+8;
a=a+9;
a=a+10;
a=a+11;
a=a+12;
a=a+13;
a=a+14;
a=a+15;
a=a+16;
a=a+17;
a=a+18;
a=a+19;
・
・
・
}
と99行も同じことを入力しなければなりません。
さらに、1+2+・・・+1000なら999行も同じようなことを書いていかなければならないのに対して、
for文の方は
void f1(){
int a,i;
a=0;
for(i=1;i<1001;i++){
a=a+i;
}
cout<<"1から1000までの和="<<a<<endl;
}
今回も、表示部分を除けば1カ所の変更で済むのです。
for文がいかに便利か感じ取っていただけるのではないでしょうか。
では、for文を使いさまざまな演算をさせてみましょう。
問 コンピュータに次の演算をさえるプログラムを組みましょう。
① 2+4+6+・・・+200(ヒントi++はi=i+1のことでした。)
② 1×2×3×・・・×10
(因みに、正確に計算できる上限は14までです。
理由は、Win32コンソールアプリケーションは32bitであるからです。)
③ 5+8+11+・・・+305
(つまり、初項5、公差3、末項305の等差数列の和)
④ (5+7+9+・・・+101)×(100+97+94+・・・+1)
(ただし、後半は順番の通りに計算していくことを条件に付け加えます。
ヒントは、用意する変数は2個以上必要ですし、for文も2回使う必要があります。)
⑤ 2×5×8×11×14+2×4×6×8×10
(ただし、前半部分も後半部分もfor文を使うことを条件とします。)
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