第７講 配列と２次元ループの学習
第５話 積の解答例とデータ保存問題

前話解答例
label3->Text=w;
label4->Text=L"和";
label5->Text=L"差";
label8->Text=L"積";
　　　・
　　　・
　　　・
w=L"";
for(i=0;i<4;i++){
　　for(j=0;j<4;j++){
　　　　if(b[i][j]*c[i][j]<10){
　　　　　　w=w+L"00"+(b[i][j]*c[i][j]).ToString()+L" ";
　　　　}
　　　　else{
　　　　　　if(b[i][j]*c[i][j]<100){
　　　　　　　　w=w+L"0"+(b[i][j]*c[i][j]).ToString()+L" ";
　　　　　　}
　　　　　　else{
　　　　　　　w=w+(b[i][j]*c[i][j]).ToString()+L" ";
　　　　　　}
　　　　}
　　}
　　w=w+L"\n";
}
label9->Text=w;

if文解説
if(b[i][j]*c[i][j]<10){
　　w=w+L"00"+(b[i][j]*c[i][j]).ToString()+L" ";
}
else{
　　if(b[i][j]*c[i][j]<100){
　　　　w=w+L"0"+(b[i][j]*c[i][j]).ToString()+L" ";
　　}
　　else{
　　　w=w+(b[i][j]*c[i][j]).ToString()+L" ";
　　}
}
の部分は、if文が入れ子式に入っていて、理解が難しいと思いますので解説してみましょう。
外側にピンクのif〜else文が入っていて、内側に青のif〜else文が入っています。

まずピンクからみましょう。
if(b[i][j]*c[i][j]<10){
　　w=w+L"00"+(b[i][j]*c[i][j]).ToString()+L" ";
}
は、かけ算の結果が１０未満すなわち１桁なら
w=w+L"00"+(b[i][j]*c[i][j]).ToString()+L" ";を実行しなさいという命令です。
jd
したがって、例えばb［0］［0］*ｃ［0］［1］=5*1=5のときは、
w=w+L"00"+(b[i][j]*c[i][j]).ToString()+L" ";
が実行され005となります。
しかし、かけ算の結果が10以上の場合、
例えば、b［0］［2］*ｃ［2］［1］=7*9=63のときは、
iw
　　if(b[i][j]*c[i][j]<100){
　　　　w=w+L"0"+(b[i][j]*c[i][j]).ToString()+L" ";
　　}
　　else{
　　　w=w+(b[i][j]*c[i][j]).ToString()+L" ";
　　}
が実行されます。
そして、63は100未満なのでw=w+L"0"+(b[i][j]*c[i][j]).ToString()+L" ";
が実行され063となります。また、vv
b［2］［2］*ｃ［3］［1］=15*13=195のときは、w=w+(b[i][j]*c[i][j]).ToString()+L" ";が実行され195となるわけです。
以上から、1桁なら00が、2桁なら0が加えられ、3桁のときはそのままであることがご理解できるでしょうか。

さて、皆さんまた問題です。
2次元配列h1［10］［10］、h2［10］［10］、h3［10］［10］を用意して、
足し算、引き算、かけ算の結果を配列に保存し、(b[i][j]*c[i][j]).ToString()の部分をh3[i][j].ToString()などと変更してみましょう。



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