第3講 For文の学習
第3話 Form1を改良し、値をTextBoxから取得する
前話解答例
Public Class Form1
Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As
System.EventArgs) Handles Button1.Click
'変数の宣言
Dim w As Integer, i As Integer
'初期化
w = 0
'ループ処理
For i = 2 To 100 Step 2
w = w + i
Next
'結果の表示
Label1.Text = w
End Sub
End Class
色のついている部分を変更すれば、
いろいろな計算をさせることができます。
しかし、ちょっとした工夫でより汎用性や普遍性を高めることができます。
Form1を改良して、はじめの値、終わりの値、変化の幅をTextBox上から取得できるように変更しましょう。
コードを考えてください。
解答例は、いつもの通り20行下。
プログラム例
Public Class Form1
Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As
System.EventArgs) Handles Button1.Click
'変数の宣言
Dim w As Integer, i As Integer, a As Integer, b As Integer, h As Integer
'TextBoxから値の取得
a = TextBox1.Text
b = TextBox2.Text
h = TextBox3.Text
'和の計算
w = 0 '初期化
For i = a To b Step h
w = w + i
Next
'結果の表示
TextBox4.Text = w
End Sub
End Class
実行結果例
これは1+3+5+・・・+99を計算させています。
何故、最後が99かと申しますと、
最後のループ(繰り返し)のとき、Nextによりiは101となり、
ループを抜けてしまうからです。
For i = 2 To 100 Step 2ですから100を超えないことがループを続ける条件です。
条件に反したら、ループは実行されません。
ですから1+3+5+・・・+99です。
では皆さん、このソフトで次の計算をさせる場合のはじめの値、終わりの値、変化の幅を考えてください。
@ 5+8+11+・・・+104
A 101+97+93+・・・+57
問題を加え、課題も出しておきたいと思います。
さらに、Form1を改良し、
3+5+7+・・・+99
の計算に加えて、
等も計算できるようしたいと思います。
コードのどのように変更したらよいか考えてください。
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