第1講 VBAを体験しよう!
第11話 VBAの保存について
皆さん、はじめて作ったマクロを保存しましょう。
保存には全く難しい点はありません。
エクセルに戻って、普通に名前をつけて保存すればよいのです。
例えば、『はじめてのマクロ』などと名前をつけて保存するのです。

皆さんは、ワードやエクセルなどで仕事をしているとき、
ファイルの保存はどうしていますか。
一通り文書が完成してから保存していませんか。
私は、このやり方はいい方法とは思っていません。
パワーポイントでもグラフィックソフトでも、
私のおすすめの方法は、
仕事を始めて表題ぐらいをつけたら、
すぐに名前をつけて保存し、時々上書き保存をするというやり方です。

理由は、今のパソコンはしばしばフリーズや強制終了を起こすからです。
もちろん、自動バックアップの機能はほとんどのソフトについていますが、
これが結構当てにならないのです。
ファイルが完成してから保存という方法をとっていると、
フリーズや強制終了が起きて、自動バックアップに失敗していれば、
下手をすれば数時間の労働が全くの無に帰してしまいます。
それに対して、最初に名前をつけて保存して時々上書き保存をするという方法を採用していれば、
失われる作業は、ほんの数分です。

上書き保存は、ソフトのフロッピーアイコン
(エクセル2013の場合)
をクリックするのではなく、Ctrl+s(Ctrlキーを押しながら、sを同時に押す操作)を使うようにしましょう。

時々保存というのはどのぐらいに割合かと申しますと、
5分に1回程度です。
作業をしていてちょっと疲れたなと思ったら、Ctrl+sをして保存するのです。
ソフトによっては、上書き保存に時間がかかるものもありますが
(私が使っているホームページビルダーは、サイトが大きすぎることが原因で時間が大変かかります。)、
ほとんどのソフトの場合、上書き保存は一瞬です。
今学んでいるマクロであれば、0.1秒もかかりません。
疲れを感じて、首などを回したり伸ばしたりするときに上書き保存をするのです。

それから、ファイルのバックアップをすることをおすすめします。
ファイルのバックアップは、名前をつけて保存を選び、別名で保存すればよいのです。
例えば、ファイル名が『はじめてのマクロ』なら、『はじめてのマクロBP』などと名前をつければよいのです。

現在組んでいるマクロは、大変単純なものですが、
学習が進んでいくと、プログラムの文章は何百行にもなり、
内容も複雑になっていきます。
プログラムが高度になったときは、バックアップファイルは、
『はじめてのマクロ13年4月14日6時2分』などと名付けて、
様々な段階=バージョンのバックアップを取っておくことをおすすめします。
この講義が進んでいくと、数独問題自動生成ソフト作りなど、
大変複雑で高度なプログラミングにも挑戦します。
プログラムが高度化すると、
エラーの原因を探るのもだんだん大変になっていきます。
私が、数独問題自動生成ソフト開発していた頃、
ほとんど完成していたのにもかかわらず、
数百題に1題の割合で、別解のある問題を作り出してしまう
というエラーの原因がわからず、1週間も原因探索に時間を取られました。
原因は、たった一つのスペリングミスでした。
プログラムをちょっといじったら、
エラーを起こしてプログラムが起動しなくなり、
原因を数時間探索してもわからず元に修復することが困難になる場面に、
これからしばしば遭遇することになります。
プログラムを大きくいじるときは、
必ず『はじめてのマクロ13年4月14日6時2分』のような感じで
バックアップファイルを作っておいて、本体の方がどうしても修復できなくなったとき、
本体ファイルを閉じて、バックアップファイル『はじめてのマクロ13年4月14日6時2分』を開いて、
名前を付けて保存で本体ファイル名『はじめてのマクロ』で保存し直せば、
本体ファイルの修復が簡単にできます。

最初に名前をつけて保存して時々上書き保存をするという方法や
そのときの時間をつけてバックアップファイルをとるという方法を
私が思いついた理由は、
ロールプレイングゲームの必勝法は豆に保存することである、
ということからです。
ラスボスと対決する前に、必ず保存をしておきますよね。
あるいは、新しいルートで冒険をするときには、
保存をしておきますよね。
保存しておかないと、
ゲームは最初からやり直しになります。
しかし、豆に保存して、しかも複数保存しておくと、
いろいろな段階に戻って、
冒険の旅をし直すことができます。
A→B→C→D→E→F→・・・
と旅をしたがどうしてもうまくいかない場合、例えば
Dまで戻りA→B→C→D→F→E→・・・と経路変えてみる、
それでもだめならBまで戻りA→B→E→D→C→G→・・・と冒険をし直してみる、
という方法がロールプレイングゲームの鉄則です。
プログラミングもこの手法を是非ともとりたいものです。
でも、ハードディスクの無駄遣いでは・・・。
上達するためにはけちらないことです。
もし、ハードディスクの容量が切迫しているのでしたら、
完成した後、不要なファイルは削除すればよいのです。







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